〈SixTONESの身体論1〉森本慎太郎の体格とSixTONESのビジュアル的強さ

 

 

 

慎太郎、23歳の誕生日おめでとう!!!!

 

本人がめちゃくちゃカウントダウンするので何かやらなきゃな〜と思いつつ、メンバー論の慎太郎回は5月1日の結成日で使ってしまったので、何か他に書くことないかな〜何が書けるかな〜といろいろ考えた結果…

慎太郎の体格をフィーチャーしてみます。

 

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慎太郎みたいな、漢!!! って感じの体格めっちゃ好きなんですよ〜

 

 

いや、もちろんただカッコいい! と言うだけの話ではなくて(笑)

 

SixTONESに慎太郎がいるのって最強じゃん?

っていう話です。

 

 

普段の記事に比べると短めです!!

 

 

 

 

子供時代、きゅるんきゅるんだった慎ちゃん。

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今や実のお母様に「昔の慎ちゃんを返して」と言われてしまうほどの立派な体躯の持ち主です。

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カッコイ〜!

 

こんなにガタイのいいジャニーズはかなり珍しいですよね。

長瀬くんはがっしりはしてるけどやっぱり縦に長いし、岡田くんは筋肉質ではあるけど小柄。

ある程度横幅がある印象なのは桐山照史くんくらいでしょうか。

アイドルといえばすらりとした美少年というイメージの中、明らかにガテン系の風をガンガンに吹かせ、異彩を放っているのが、この森本慎太郎という男の肉体です。

 

 

そんな慎太郎がSixTONESにいることが、なぜ最強なのか。

端的に言いましょう。

 

グループが強そうに見えるから

 

これに限ります。

 

 

もちろん慎太郎単体でめちゃくちゃ強そうなのは当然ですが(なんで一番弱そうなきょもちゃんに投げ飛ばされるんだよ…)、さすがにそれではブログにならないので、一歩踏み込んで「森本慎太郎の体格がSixTONES全体のビジュアルにもたらす効果」を詳しく見ていきたいと思います。

 

 

SixTONESの良さの一つに、「不揃い感」がありますよね。

特にダンスは全然揃わない!(笑)

各々がカッコいいと思うことを全力でやってて、全然揃わないけど揃ってないからこそド派手で大迫力という、あの感じ。

 

SixTONESのダンスがなぜ揃ってなくてもカッコよく見えるかって、

そもそも体型が揃ってないからです。

 

言葉で説明すると難しいので、勝手に主観でSixTONESの体格を図にしてみました。

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試しにここから慎太郎を抜いてみます。

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なんかちょっと貧相では?

 

ギラギラゴリゴリなイメージのあるSixTONES、実は京本・髙地・樹という、質の違う3種類の華奢人間を抱えてるんですよね。身長はあるけれど、わりとそこらの爽やかイケメンと変わらない体格。ジェシーはとにかく縦に大きく、北斗はがっしりした肩幅こそありますが、ゴリゴリというよりも優雅な印象。慎太郎がいないと、案外シュッとしちゃうんです。

 

そこに慎太郎が加わるとこう。

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圧倒的安心感…!!!

 

地に足ついてる感。大地の恵み。

 

 

私、SixTONESの不揃い感の強さは、バトルもののパーティーに似ていると思っていて。

圧倒的カリスマのジェシー

紅一点的存在の京本、

くせ者っぽい北斗や樹、

平凡そうに見えて実は一番強い……みたいな髙地、

そして怪力(概念)の慎太郎。

 

極端に言えば、慎太郎って例えばこの絵の中ならこの人だし、

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この中ならこの人じゃん。

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(ワンピースもアベンジャーズも観たことありません)

(ごめんなさい)

(見た目だけの話をしています)

 

 

すらりとした美少年を取り揃えれば、どうしても全体が縦長で、単調な印象になってしまいます。

もちろんシンクロダンスなどを売りにするならば、体型はできるだけ揃っているほうが望ましいでしょう。例えば、嵐は5人の背格好が似ているからこそ繊細なダンスが美しく見えます。V6は長身のトニセンと小柄なカミセンに分かれていて、一目でグループの構成が見えやすいのが面白いですね。

 

様々なグループがある中で、SixTONESは「バラバラのカッコよさ」を売りにしています。

バラバラなのがカッコよく見えるのは、パッと見た全体のビジュアルに、アベンジャーズのような一種「異形」的ド派手さがあるから。

その「異形」感を引き立たせている存在こそ、「横」に強い慎太郎の体格なのです。

  

もちろん慎太郎だけの力ではありません。

例えば先程慎太郎の体型に似てるかな〜という例で挙げた桐山くんのいるジャニーズWESTは、桐山くん以外はそこまでバラついていない印象。SixTONESとの決定的な違いは、京本のような、明らかに女性的なビジュアルを持つ人がいないところでしょう。WESTは7人とも、やんちゃな少年たちがそのまま大きくなった感じがします。

また、もう本人がコンプレックスに思っているところをあえてグサグサ刺していきますが(ごめんなさい)、海外の血が入ったジェシーの存在は大きいですね。

 

 

ちょっとディープな話をしますが、この「異形集団」はサーカス、もっと言うと見世物小屋に由来を求めることができます。

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「普通じゃない」。

その「異様」なビジュアルは、見る者に恐れを抱かせます。

「怖い」。

「敵わない」。

「強い」。

「かっこいい」……

 

SixTONESの「バラバラのカッコよさ」は、そのような「恐れ」を経由して知覚されているのではないかと、私は分析します。

 

SixTONESのパフォーマンスの大きな特徴の一つが、見る者を「圧倒」すること。

彼らのステージを目の当たりにし、巨大な力が襲ってくるようなあの感覚、あの中に、恐ろしさはありませんか?

 

SixTONESらしさ」が最も表れている楽曲の一つと言われるRAM-PAM-PAMは、この恐ろしさ、禍々しさ、おどろおどろしさが顕著だと感じます。


SixTONES - RAM-PAM-PAM (FocusCam @ Marine Messe Fukuoka "TrackONE -IMPACT-")

 

SixTONESのカッコよさは、「怖い」んです。

 

だんだん慎太郎の話ではなくなってきましたが、続けます。

 

 

大学の美学の授業で、美しさには「美」と「崇高」の2種類があると習いました。

ほんの聞き齧り程度なので正確ではないですが、だいたい、「美」は統制されていて可愛らしいもの、「崇高」は人知の及ばぬ雄大なものと言えます。

 

先程言及したシンクロダンス、あるいは従来の「可愛い」「美少年の」アイドルグループは、その可愛らしい「美」を追求する存在なのだと考えられます。歴史に例を求めれば、それはバレエの身体です。

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統制されていて、重力が感じられず、上方へ浮遊する身体。

バレエは宮廷舞踊ですので、土臭さも獣臭さも全部排除された、潔癖な美と言えるでしょう。

 (大学で身体論を齧っているのでかぶれて身体身体言ってますが、あんまり気にしないでください)

 

それとは正反対に、見世物小屋の身体は土も獣もなんでもござれのアンダーグラウンドです。

「美」か「崇高」かでいえば「崇高」でしょう。「普通」の人間は、彼らに敵わない。

バレエが上方へ向かうなら、アンダーグラウンドはもちろん下方へ。

土臭く獣臭く、どっしりと大地に腰を落とします。

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まさに、この緑の台形。

地に足ついてる感。大地の恵み!!!!

 

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それだよ!!!!

 

その圧倒的低さだ!!!!!!

 

君は大地だ!!!!!!

 

 

ただでさえデカいSixTONESを、どっしりと重量感のある、重心の低いビジュアルにしているのは、他でもない森本慎太郎なのです。

 

 

さっき獣臭いと言いましたが、獣といえばJungleですね。


SixTONES「Jungle」(「ジャニーズJr.祭り 2018」単独LIVE in 横浜アリーナ)

 

つまりこれは、SixTONESの身体性がよ〜く活かされた楽曲と言えます。

 

Jungleの動物がメンバーを指し示すものとして定着しているのも、こういった彼らのイメージに合っているからではないでしょうか。

Jungleの中でも、「普通」っぽい髙地が「可愛い」(でも本当は痛い)ハリネズミだったり、最も「美」的な身体に近い京本さんが、空を飛び大地に足をつけないコウモリだったりするのは大変興味深いですね。

 

慎太郎、熊。デカい。足腰。力。

もう言うことないです。

 

 

そんな「怖い」=「カッコいい」SixTONESですが、私個人の感覚として、上下3:3や4:2などに分かれるよりは、6人が横一列に並んだ時に、一番カッコよく強そうに見えると思うのです。

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本日3回目の登場、この図の黄金バランス。

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怖〜い!!!!

 

こりゃ全員でジャニーさんのとこ行ったらダメだよ! 怖がられるに決まってる!(笑)

 

 

 

 

というわけで、慎太郎の体格を通じて、SixTONESのカッコよさ・強さとは何なのかを少し解剖してみました。

 

SixTONESの身体性についてはまだまだ語りたいことがたっっっくさんあるので、今回の話はそのイントロダクションだと思っておいてください! SixTONESの身体論、続きます。

 

 

あっ、誕生日祝いをシリーズものの導入にしてごめんなたろぴ💦

本当はたろぴのギャグのセンス(大好き)とか語りたいんだけど、いかんせん知識が乏しくてだな……

たろぴのジングル、毎回田中樹にクソミソに言われてっけど私は大好きだぞ。

 

 

23歳の森本慎太郎も、ぶっかましてくれよな!!!

誕生日おめでとう!!!!

 

 

 

 

缶詰め少女

※京本さんの出したワードだけで一から考えた全くのフィクションです。京本さんの頭の中の缶詰め少女とは一切関係ございません。


SixTONES -Write a story- リレー形式で小説書きあげてみた

 

 

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   缶詰め少女

 

 僕はそれを通販サイトから勧められた。偶然だとは言えないと思う。通販サイトのおすすめ商品は、個人個人の閲覧履歴をもとに割り出され、提示される。趣味でフィギュアなどはよく購入するので、その類だろうと思った。

〈『缶詰め少女』 うら若き可憐な少女を、缶に閉じ込めました。決して年はとりません。蓋を開けない限り、半永久的に少女のままです。あなたのよい話し相手になります。〉

 缶詰めに話しかけると少女の声で返事が来るらしい。なにも缶詰め型にしなくても、美少女フィギュアにでも同じ機能を埋め込めばいいものを、物好きがいるものだ。もも、みかん、パインの三種類が展開されている。ももちゃん、みかんちゃん、パインちゃん。それぞれ性格も違うのかもしれない。 少女が閉じ込められているというより、フルーツが喋っているような気分になりそうだ。缶詰めのフルーツが喋り相手なら、案外楽しいかもしれない。

 僕も物好きの一人だったということだ。好奇心に負けて、勝手に一番大人しそうなイメージを持ったももの缶詰め少女を購入した。一万円もしなかったので、おそらくAIスピーカーみたいなものだろうとイメージした。

 

 一週間もせずに缶詰めは届いた。実物は予想していたよりもかなり大きく、まさに小学生か中学生くらいの女の子が一人やっと入れるかというくらいのサイズで、それなりに重量もあった。どこまでも設定に忠実だ。どこかに起動スイッチがあるのかと探したけれど見当たらず、説明書を見ると、起動については「まずは話しかけてあげてください」とだけ書いてあった。

「ももちゃん」

「はあい」

 うら若き可憐な、という形容に相応しい、鈴を転がしたような声が返ってきた。ちゃんと缶詰めを隔てて、くぐもって反響するような響きもある。本当に中から女の子が返事をしているみたいだ。

「ももちゃんこれ電池式?」

「なにもいらないよ」

「えっ、じゃあどうやって動いてるの」

「ひみつ」

 いたずらっぽい笑い声がした。以前、法事でお世話を任されたいとこの女の子にからかわれて面喰らった時のような、まさにあの感じだ。僕は一丁前にどぎまぎした。女の子の扱いは難しい。相手がたとえAIであっても、だ。いや、というよりも女の子の難しさを開発チームが忠実に再現しているのだろう。どこまでも精巧な製品だ。

「よろしくね」

 僕が何も言わないうちに、彼女のほうからそう挨拶されてしまった。問いかけに答えるだけでなく、本当に人間のような話し相手になってくれるらしい。最近のAIは気持ち悪いくらいに進んでいる。

「よろしく、ももちゃん」

「あなたの名前は?」

「僕は、大我」

「たいがくん。素敵な名前」

 いくら進んでいるとはいえ、やっぱり受け答えは教科書通りといった印象で、僕はそのことに少し安心した。実を言うと、声色や会話の間があまりに自然すぎて、この中に実は本物の人間が入っているのではないかという空想が膨らみつつあったのだ。そんな非人道的な商品などあるわけがない。ももちゃんは最新式のAIなのだ。電池がいらないというのも、おそらく太陽光とかで動いているのだろう。説明書には何も書いていないけれど、僕はなんとなく窓際の、よく日が差すあたりにももちゃんを置いた。

 

「たいがくん、少し暑いな」

 よく晴れて気温の上がった日、ももちゃんにそう言われた。僕はそこまで暑いとは思わなかったけれど、さすがにずっと日当たりのいい場所にあると温度が上がってしまうのだろうか。スマホが熱くなるようなものかもしれない。

「日が当たる場所じゃないほうがいい?」

「暑くもなく、寒くもない場所に置いて」

 僕はももちゃんを抱え上げて、窓から離れた、フィギュアや漫画を置いている一角に置き直した。するとすぐにももちゃんは「ありがとう」と言ってくれた。

「やっぱりももちゃんは何で動いてるの? 太陽光じゃないんなら」

「だから、ひみつー」

 ほとんど何も書いていない説明書と同じく、ももちゃん自身も彼女の仕組みについて何も教えてくれなかったけれど、それ以外のことにおいては、何一つ不満のないよき話し相手だった。僕が仕事から帰ってくればいち早くそれを察して「おかえり!」と嬉しそうな声を上げるし、僕が好きなアニメも副音声つきで一緒に見るようになった。ももちゃんには外界を見るレンズがなく、音だけで周囲の情報を把握しているらしかった。

 まるで妹でもできたみたいだった。生まれてこの方一人っ子で、友達付き合いも得意なほうではない僕にとって、すぐにももちゃんは一番何でも話せる相手となった。一番、いや唯一かもしれない。本当に日常のくだらない些事から仕事の愚痴、夜中に一人で考え込んでしまう悩み事まで、何でもももちゃんに打ち明けては彼女の返事に機嫌をよくした。ももちゃんは意外と、ちょっと乱暴なことまで平気で言った。

「そんなやつぶっとばしちゃいなよ」

「たいがくん情けないなぁ」

 そんなふうに、およそ「可憐な」とも言えないような口ぶりになっていったけれど、僕にはむしろそのほうがありがたかった。あんまり可憐で奥ゆかしすぎると、乙女を傷つけてはいけないと丁重に扱いすぎるに違いない。向こうがフランクだからこそ、僕もざっくばらんにいろいろなことを話せた。

 相手がAIだとは頭でわかっていても、やっぱり一つの人格がそこにいるように感じる。普通のAIスピーカーでも、使いこなせばこういう関係性になれるのだろうか。そういえば仕事仲間の一人が、僕より友達がいなくて、休日にSiriと会話していると言っていた気がする。僕も今やそいつと変わらない状態なわけだ。いや、もっと悪いかもしれない。スマホにもともと入っている機能ではなく、わざわざお金を出して缶詰めを買い、休日どころか毎日、自室にいる限りずっと話しかけているのだ。でもSiriなんかよりずっと愉快で、張り合いのあるコミュニケーションだと思う。機械に対して張り合いがあるなんて思ってしまうのがもう人間としてどうかと思うけれど、でも僕がももちゃんにすっかり心を許しているのは事実だった。

 

 すっかり、というのは少し語弊があるかもしれない。普段は何も気にせず「ももちゃん」として接しているけれど、やっぱり説明書に何も書かれておらず、見た目でも仕組みがわからないとなると、正体の見えなさに不安になることはある。AIも咳やくしゃみをするものなのだろうか? ももちゃんについて考えすぎた夜は、見ず知らずの少女が隣で眠っている夢を見る。眠りが浅いので場所は自分の部屋のまま、僕は横たわっているけれど缶詰めの中が見えて、その中には桃の頭をした少女が手足を折り畳んで詰め込まれているのだ。

 けれどそれは夢だ。僕は缶詰めの蓋を開けることができない。それに、蓋を開けなければ、ももちゃんの正体が何であれ今まで通りでいられるのだ。

〈蓋を開けない限り、半永久的に少女のままです。〉

 考えてみれば当たり前だ。一度蓋を開けてしまえば、機械の仕組みが丸見えになって、ももちゃんがそこにいないことがわかる。いや、機械にも人格があると思えることは思えるけれど、今までのような、缶詰めの中の少女と喋っているという幻想は全く消え失せてしまうだろう。

 半永久的、ということは、壊れることもあるのだろうか。仕組みが全くわからない以上、壊れたら自分で修理することはできないだろう。それは致し方ない。

 ももちゃんが壊れたら、僕はこれをどう捨てればいいのだろうか。一応家電みたいなものだから、やっぱり粗大ゴミか。まだまだ先の話になるだろうけれど、壊れ方によっては捨てるのが心苦しくなりそうだ。できれば全く喋らなくなって、ただの大きな缶詰めになればいい。そうしたら何の迷いもなく粗大ゴミとして出せる。

 いや、まだももちゃんは元気に喋っているのに、僕は何を考えているのだろう。

「たいがくん、何考えてるの?」

 ももちゃんは僕を見透かすように尋ねてくる。何一つ悪意を持たない純粋無垢な声色に、僕はなんだかとても申し訳なくなった。

「いや、君の商品説明の文章について考えてた」

「私、何て書いてあった?」

「えっとね、うら若き可憐な少女を、缶に閉じ込めました。決して年はとりません。蓋を開けない限り、半永久的に少女のままです。あなたのよい話し相手になります。半永久的にって、壊れることはあるのかなと思ってさ」

「うーん、例えば、高いところから落としたり、ずっと暑いところや寒いところに置き去りにしたりしない限り、私は大丈夫だよ」

「本当? 普通に扱えば壊れない?」

「うん。私はずっと少女だよ」

 ももちゃんが自分で「少女」と言うのは不思議なむず痒さがあった。じゃあ捨てることは考えなくていいのかと、僕はひとまず安心した。

 けれどその後一人で歯を磨いている時に、ふと思い至った。壊れない、ずっと少女ということは、不要になったら、たとえももちゃんが今と同じように喋っていても捨てる可能性があるということだ。それは故障の場合よりもっと心苦しいではないか。かと言って、一生この子と暮らしていくというのも想像がつかなかった。所詮機械だからと割り切れる日は来るだろうか。そうだ、機械の仕組みさえわかれば少しは客観的に見られるというものだ。仕組みがわからないから煩わされるのだ。

 

 僕は決心してももちゃんに尋ねた。

「ももちゃん、君の蓋を開けたら何が入ってるの?」

 ももちゃんはしばらく返答に迷っているようだった。最先端のAIでも困ることがあるのだなと思う。

「缶の中には、私しかいないよ」

「……君は一体誰?」

「私は私だよ」

 どこまでも設定に忠実に作られている。どうしてここまで徹底的に隠すのだろう。使用者の不安を煽る可能性は考えなかったのだろうか。

「じゃあ、質問を変えるよ。君が高いところから落とされたり、暑いところや寒いところに放置されたら故障するのは、なんで?」

 ももちゃんはくすくす笑った。僕をからかっているように聞こえた。

「何がおかしいんだよ」

「簡単だよ。そんなことしたら、私は死ぬじゃない」

 僕はとうとう頭にきてしまった。

「もう人間ごっこはいいんだよ! 現実的な答えをくれよ! 君は機械なんだろ?」

「たいがくん、私の蓋を開けたいの?」

 急に、ももちゃんの声色が大人びた気がした。僕の気分の問題だろうか。少女以外の声なんて、内蔵されているはずがないではないか。

「……開けたら何が入ってるんだ」

「それは開けてみないとわからないでしょ」

「でも開けたら君は少女じゃなくなるんだろ?」

「さあね」

「蓋を開けない限り半永久的に、って書いてあるんだ、そうに決まってる。いや……こんな、必要な情報を隠してはぐらかすような製造者の言うことなんか信用ならないな」

 ももちゃんはまた笑った。僕は心底苛立ってしまった。ここまで来たら、もうこの先これまでと同じようにこの子と会話を楽しむことはできないだろう。蓋を開けてしまおうか。もともと僕の生活になかったものなのだ。二度と話せなくなったって、そんなに悲嘆に暮れるものじゃない。

 僕は台所から缶切りを持ってこようと、腰を上げた。

「私の蓋を開けるのね?」

 またもや見透かすように、ももちゃんが僕を引き留める。その声は紛れもなくももちゃんのものだけれど、声色はすっかり世慣れた女性のものへと変化していた。僕の聞き違いではない。やっぱりこいつは、ただのAIじゃない。

「蓋を開けたら、お前は死ぬのか」

「すぐには死なないよ。ひょっとしたら、あなたが死ぬかも」

 そう言って彼女は甲高い笑い声を上げた。僕はもうすぐにでもこいつを叩き壊して捨ててしまいたい気分だった。でも、叩き壊して中身が出てきたらどうする。こうやって笑っている声の主がぐちゃりと潰れて溢れ出してきたら。今蓋を開けて、口が裂けんばかりに笑っている女の顔がそこにあったら。本物の少女が手足を折り畳み、シロップ漬けになってこちらを見ていたら……。

 僕の目の前に大きな缶がある。その中から笑い声が聞こえる。中身は見えない。僕は今何者に笑われているのか、一体誰とこの部屋で暮らしているのか。笑い声はさらにずっと大人びていき、しわがれた中年女性、さらには老婆の声色まで混じり、またある瞬間は、赤子が泣いているような声さえ聞こえた。僕の知っている少女はもうどこにもいない。いや、僕は彼女の何を知っていたのだろうか。

 

 翌日、僕は缶詰め少女の製造会社に連絡して、缶を引き取りに来てもらった。返品期限が過ぎているので代金は返せないと言われたけれど、そんなことはどうでもよかった。ただ一刻も早く、この得体の知れない缶を生活の外に放り出したかった。

 昼過ぎにトラックが現れ、作業服の男が降りてきた。縮れた前髪が伸び放題で、顔がよく見えなかった。僕は缶を触るのも嫌になっていたので、男を部屋に入れて運び出してもらった。男は慣れた手つきで缶を軽々と持ち上げた。缶詰めは、観念したのかずっと黙ったままだった。

「お客さん、あなただけじゃないんですよ。この缶詰めに耐えられなくなる人」

「そうでしょうね」

「でも面白いもんだったでしょ」

「まあ、はい」

 同じようによき話し相手になってくれるなら、やっぱりわかりやすく美少女フィギュア型がいいと僕は思った。缶詰めはトラックの荷台に、無造作に置かれた。

「あの、すいません」

「はい何でしょう?」

「この缶って、どういう仕組みになってたんですか? やっぱりAIか何かですか?」

 男はしばらくももの缶詰めを撫で回して、思案しているようだった。まあ、ただの配送担当なら製品の仕組みなど知らなくても無理ないか。やっぱりいいです、と言おうとした時、男が振り返った。

「そりゃお客さん、知らないほうがいいってもんもこの世にはありますからね」

 長い前髪の下で、白い歯がニッカリと光った。僕は逃げるように玄関の扉を閉めた。

 

 

 

 

SixTONES『NAVIGATOR』考察 第2弾 〜日経エンタを受けて

 

 

NAVIGATOR考察、第2弾です。

えっ、早い?

そう、本当はCDがリリースされてからフルver.の考察を書こうと思っていたんですが……

 

日経エンタテインメント!」2020年8月号のSixTONESインタビューにて、メンバーよりこういった言及がありました。

 

歌詞を読むと、光の差すほうを目指すんじゃなく逆にその光を疑って背を向けるような考え方が見えますけど、それってまさにSixTONESっぽい。

松村北斗

 

 『NAVIGATOR』の歌詞は、アニメの内容を描きつつもSixTONESの雰囲気に近いワードを意識して入れてくれたんだ、というのをめっちゃ感じる。いいですよね、光のほうじゃなくて闇へどんどんナビゲートしますからね(笑)

(髙地優吾)

 

私「あっ、そっち!?」

 

第1弾を読んでくださった方はお分かりかと思いますが、私は歌詞に関して全く逆の解釈をしておりました……

mtmrleon.hatenablog.com

 

この際恥ずかしいので読まなくていいです、MV考察もフルver.をお待ちください(笑)

 

勝手に「闇(敵) vs. 光(味方)」の図式を作り上げていましたが、

SixTONES曰くどうやら「闇(味方) vs. 光(敵)」らしい……?

 

 

ジャニーズwebの『北斗學園』にて、

「MVで使った白の壁は意外と脆くて簡単に倒れてしまいそう」

「壁にもたれるとダメにしてしまうのは曲がNAVIGATORだからこそ」

「早くフルサイズの歌詞を見てほしい」

という内容が書かれていたのはめちゃくちゃ気になっていたんですよ……

 

早よフル聴かせろや

 

 

そんなこと言ってもフル解禁はまだまだ先なので、7月5日現在すでに公開されている箇所のみについて、SixTONESメンバーの発言に沿った解釈を試みてみようと思います。

 

 

歌詞はこちら↓

 

"...PITCHED UP"

Where do you long to be? 

Wanna go now? Wanna be free? 

Ways to go are limited. 

日常的統計 導き出す Ways down 

Where's the 現在地?

渋滞の真っ赤な灯りが Clicks & clicks

Turns round & round

Radars, 行く手を問えば

"時期尚早だ" "No wayだ"

"Hey, come back, back, back!"

Chasers, 行く背を追えば

疲れた迷い子のシンパシー

Hey, you!

Way of the light is laying in the dark.

夜を駆けるか 夜明けに賭けるか

Drive in the dark, go way to the light.

疑えるか 見慣れた NAVIGATOR

NO LIMIT 無限大 可能性をゼロの先へ 

NO LIMIT 無限大 

未踏を進め doubt navigator 

 

No hope!

抵抗なき敗走、自主最高速度制限

透明な規制線に守られたる数多の後悔

退きな、間抜けに黙ってればこのまま抜け出せない

当ても無く ただ吹かす この Round & Round

"The ray is chasing for one truth"

"The way is waiting for lighting..."

How go out? 瞬間よぎる Retire

臆病風 Like a papers?

否、踏み込めなきゃ Just go around

Yo guys! Yes "Go".  No "Back alright".

ノーブレーキ 当然 Break it.

さぁ、そこ退け Tired

"The ray of hope will be flaming" 

(Oh, flaming)

"道無きを誘う"

"pitched up"

 

Hey, you!

Way of the light is laying in the dark.

夜を駆けるか 夜明けに賭けるか

Drive in the dark, go way to the light.

疑えるか 見慣れた NAVIGATOR

NO LIMIT 無限大 可能性をゼロの先へ 

NO LIMIT 無限大 

未踏を進め doubt navigator 

未踏を進め doubt navigator 

可能性をゼロの先へ 

Unlimited...

Get no scared... Unlimited...

 

 

ゆごほくの発言を受けて私がまず思ったのは、

「go way to the lightだべ!?」

 

最終的に光へと辿り着くのは確実ですよね……?

 

じゃあ私は何を誤解していたのか?

 

Way of the light is laying in the dark.

Drive in the dark, go way to the light.

 

「光の道は闇の中にある。」

「闇の中を走れ、光への道を進め。」

 

この歌詞はすなわち、

「闇から抜け出して光の道を進む」

ではなく、

「光へと至るには闇の中へ飛び込まなければいけない」

ということか!

と私は気づいたわけです。

 

 

では、この歌詞の中で「光」はどのような使われ方をしているのでしょうか。

1箇所ずつ丁寧に見ていきます。

 

(1)渋滞の真っ赤な灯り

まず現れる光がこれです。

第1弾でも、こちらは「好ましくない光」として扱いました。

(MV考察では、この光はラップパートのピンク色の照明として出現しているのでは? と考えたりしてみました)

 

ちなみにこの後の「Radars」について、razorと混同して、光要素あったっけ? と調べてみたのですが、レーダーは電波でした。またアホがバレる……(笑)

 

 

(2)Way of the light is laying in the dark.

「光の道は闇の中にある。」

こちらは先述した通りです。

 

(3)夜を駆けるか 夜明けに賭けるか

夜は闇、夜明けは光。

これは単純な闇と光の2択なのでしょうか。公開されている歌詞だけでは、どちらが正しいとされるかはわかりかねます。

 

(4)Drive in the dark, go way to the light.

「闇の中を走れ、光への道を進め。」

こちらも先述の通り。

 

(5)透明な規制線

直接光に言及してはいないのですが、コンクリ打ちっぱなしのシーンで使われる光がちょっと規制線っぽいかな? と思って取り上げてみました。

『北斗學園』にて

「光を触ろうとしたり避けたりなどを意識した動きもある」

という内容の言及があったので、なんとなくそのイメージに合うのかなと。

もしこの連想が正しければ、また光は「好ましくない」使われ方をしていますね。

 

(6)"The ray is chasing for one truth"

"The way is waiting for lighting..."

 

これなんですよ問題は。

京本、おまえは一体何者なんや……?

 

『光線は唯一の真実を探している』

『道は光るのを待っている…』

 

one truth」とは、果たして主人公の求める本当の真実なのか? それとも常識に囚われたまやかしの目的地なのか? 「The ray」とは、闇をくぐり抜けた先にあるものか? それとも主人公を惑わすNAVIGATORの光か?

クッソ〜〜情報をくれよ!!!(笑)

 

The way is waiting for lighting...」はもう少し単純で、「光るのを待っている」ということは「現在道は光っていない」ということですから、サビの「闇の中にある光への道」を指していることがわかります。

 

この後のラップは「How go out? 瞬間よぎる Retire」と続きます。

前半の「このまま抜け出せない」状態の続きともとれますが、引用符付きの京本のパートと呼応しているとしたら?

 

この問題は、すぐ後に登場する「The ray」にも言えます。

 

(7)"The ray of hope will be flaming" (Oh, flaming)

『希望の光線は燃え上がっているだろう』という京本(オクターブ下北斗)の声に、

樹が「ああ、燃え上がっている」と呼応します。

 

 

「" "(引用符)」の声は一体何なのか?

 

引用符付きのフレーズを列挙してみます。

"...PITCHED UP"

"時期尚早だ" "No wayだ" "Hey, come back, back, back!"

"The ray is chasing for one truth" "The way is waiting for lighting..."

Yo guys! Yes "Go".  No "Back alright".

"The ray of hope will be flaming" 

"道無きを誘う"

"pitched up"

 

作詞家さんにとっては意味なんてないのかもしれない。

ただカッコいいから付けてるだけなのかもしれない。

 

でも、考えざるを得ないのがオタクです!!!!!!

 

 

"時期尚早だ" "No wayだ" "Hey, come back, back, back!"」は、明らかに「疑うべきNAVIGATOR」のセリフ。

"Go""Back alright"」「"道無きを誘う"」「"pitched up"(『到着した』の意)」を見ても、なんとな〜く「主人公の意思とは無関係に指示してくる第三者の言葉」という感じがしますよね。

 

つまり、おそらく「NAVIGATOR」……「ヒュスク」側の言葉ではないか。

 

 

NAVIGATORがOPを飾るアニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』に登場するAI執事「ヒュスク」について、こんな記事がありました。

www.gizmodo.jp

 

ギズモード・ジャパンは、『富豪刑事』のガジェットコーディネーターを担当しているテクノロジー情報サイト。つまり「ヒュスク」の生みの親です。

生みの親によると、「ヒュスク」はこんな存在。

ヒュスクの英語スペルは「HEUSC」で、「Heuristics Scaler(ヒューリスティクス・スケーラー)」の略になります。

ヒューリスティクスといえば、「経験則」「推論」「試行錯誤」などがいい例で、人間が毎日自然と行なっている問題解決方法を指します。時間をかけて綿密に最適解を探すのではなく、比較的短時間である程度精度の高い解を出す手法の総称です。

そしてスケーラーは、「スケールの大きい・小さい」をコントロールできる存在のことで、なにかの「規模」を大きく/小さくできる能力を指します。

そのふたつを合わせた「ヒューリスティクス・スケーラー」には、ヒューリスティクス的な問題解決方法を大きなスケールで運用するシステム = 短時間であらゆる問題に対処できる AI、という意味が込められています。言ってしまえば、人間的なAI です。(中略)取り決められたシンプルなロジックに従ったり、狭い範囲のタスクしかこなせない現代の AI とは、一線を画すモノ。

 

つまり、「ヒュスク」すなわち「NAVIGATOR」は、

・処理が比較的速い

・解は完璧ではない

・人間っぽい

・「経験則」とある通り、やはり「日常的統計」と言える

こんな感じでしょうか。

 

 

 

じゃあおまえの立場はなんなんよ……?

 

光に導くんか? 闇を走らすんか? どっちやねん?????

 

 

頭を抱える私。

釈然としませんが、とりあえず現段階ではこういう結論にしておきます。

 

「NAVIGATORは、全く正しいというわけでも全く間違いだというわけでもない。人間はNAVIGATORの指示に素直に従うのではなく、一旦『それって本当に正しいの?』と疑ってみることが大事」

 

そして冒頭の闇vs光案件を持ってくると、

 

「真実の光は、今見えている光(NAVIGATOR?)の先にではなく、闇の中を突き進んだ先にあるのかもしれない」

 

 

論拠よわよわ!!!

フル公開を待っててくれ!!!

 

 

 

ていうかこんだけ「NAVIGATOR」を対象化した歌詞を歌っといて、なぜメンバーは「明るい未来へのNAVIGATOR」とか「闇へどんどんナビゲート」とか、自らを「NAVIGATOR」だと言わんばかりの発言を繰り返すの……?

単に「NAVIGATOR」という曲名をキャッチーに扱ってるだけならいいんだけど、「実はこんなこと言ってるSixTONESも疑うべきNAVIGATORでした」みたいなオチになったら

 

めっっっっっちゃ怖い

やめてほしい

 

 

 

 

最後にこまごまとしたポイントを拾って終わりにします。

 

・NAVIGATORポーズについて

日経エンタ」8月号にて

ジャケット中面でやってる「NAVIGATORポーズ」は、曲の振り付けから抽出したものです。意味は多分ない(笑)。振り付け後に、この指の形が特徴的だからこれを象徴的にしてみようかという話になったんですよ。そういうわけで、6人それぞれ指の形がちょっとずつ違うのは、振りが全員そろわないことでおなじみのSixTONESがやった結果そろってないという(笑)。

(田中樹)

 

おい!!!!!! 

 

ポーズの違いの意味にめちゃくちゃ悩まされたの何やったんや!!!

 

つまり、

ジェシー・樹≒神戸大助

北斗・髙地・慎太郎≒加藤春

という描き分けは『富豪刑事』制作さん側の解釈ですね……握手させてください……

 

で、京本さんはなんなん???

自由とはいえなんで親指仕舞ってんの!?

 

ちょっと京本大我の気持ちがわからないです!!

 

 

『北斗學園』でも、MVには自由演技が多いと書かれていたので、一つ一つのモーションには意味を求めすぎないほうがいいのだろうなと思っております……

おそらく、意味が込められるならば歌詞と演出。(音自体にも込もっているのでしょうが、なにぶん音楽的素養が皆無であるため有識者の方に任せます)

ですから第1弾も含めて、歌詞と空間演出の2点を重点的に考察している次第でございます。

 

 

・「可能性をゼロの先へ」について

この歌詞、第1弾で「0%」と解釈しましたが、

この「ゼロ」、コンピュータである「NAVIGATOR」の文脈ならば

二進法の0

と解釈したほうが自然じゃないか?

と思ったので訂正します。

 

二進法の0は「オフ」、1は「オン」。

つまり0は「闇」、1は「光」。

 

すなわち「ゼロ」を二進法と解釈すれば、

「可能性を闇の先に求める」

というDrive in the darkな読み方が可能になるわけです。

 

よくない?

 

 

ノイタミナとの関連性について 

第1弾を投稿したすぐ後に気づいて「書いときゃよかった〜〜〜!」となったんですが……

noitamina.tv

ノイタミナ”とは“Animation”を逆読みしたもので、「アニメの常識を覆したい」「すべての人にアニメを見てもらいたい」という想いから名付けられています。

 

「常識を覆したい」

 

 

それはもう「未踏を進め doubt navigator」やないか。

 

 

ノイタミナさんとSixTONESの理念が一致した結果のお仕事だということですかね!!

 

 

 

今回はこんなもんかな?

はい、次は今度こそフルバージョンリリース後に第3弾を書きます! きっと! どうかな!? わっかんねえ!!

 

 

 

 

 

SixTONES『NAVIGATOR』考察 第1弾

 

 

SixTONES 2ndシングル『NAVIGATOR』。

YouTubeバージョンのMVが公開されたので、私なりに考察を加えてみます。

 

まだ2番が公開されていないので、現状わかっている部分をメモ程度に。

2番の内容次第では解釈が変わる部分が出てくるかもしれません。

 


SixTONES - NAVIGATOR (Music Video) [YouTube Ver.]

 

 

 

〈歌詞考察〉

・1番

歌詞の考察なんて正直野暮かもですが、野暮なことをやっちゃいます。

 

"...PITCHED UP"

【pitch】(動)投げる

「pitched up」を直訳すれば「投げ上げられた」。

【ピッチアップ】

・乗り物など前後・左右・上下が決まった物体が、左右を軸として(いわゆる「上下に」)回転すること。(Wikipediaより)

・航空機が音速に近い高速度(遷音速)で飛行しているとき、速度がある値を超えると、急激に機首上げの状態に入ったり、機首を引き起こす操作をしたとき、予期以上に機首上げの状態になる現象(日本大百科全書より)

つまり「速度を速めすぎて機体が不安定になっている・または回転している状態」でしょうか。過去分詞形なので「俺たちはピッチアップの状態になっている」、もっと噛み砕くならば「俺たちは制御が効かなくなっている」と言えるでしょう。

 

(追記)

長々しく偉そうに語りましたが、「pitch up」は「到着する」という意味だそうです!!!

https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/pitch-up

RT先で指摘していただきました……ありがとうございます🙏

クソッなんだよ使えねえなWeblio(サイトに当たるな)

 

「到着した」ということは、この先読んでいただくとわかるのですが、「ジェシーだけ全部がわかった後、行くべき場所に辿り着いた後の未来視点……?」という疑惑が浮上しました。

 

Where do you long to be?

【long to】〜したがる、切望する

「お前はどこにいたいのか?」

 

Wanna go now? Wanna be free?

「今どこへ行きたいのか? 自由になりたいのか?」

 

Ways to go are limited.

「行く道は限られている。」

 

日常的統計 導き出す Ways down

「日常の統計が、下り坂だと導き出している。」

日常的統計=平凡な先例のデータとでも解釈しておきましょう。

 

Where's the 現在地?

「現在地はどこだ?」

 

渋滞の真っ赤な灯りが Clicks & clicks

「渋滞の真っ赤なテールランプがチカチカして、」

 

Turns round & round

「グルグル回る。」

この「渋滞」は、先へ進もうとする他の者たちがひしめき合っているさまのメタファーと思われます。主人公はこの「渋滞」に巻き込まれて、なかなか前へ進めずにいます。

「渋滞」とは大勢が一方向へ向かおうとして停滞するもの。主人公は、カーナビゲーション(NAVIGATOR)の案内を振り切って、この「一方向」から抜け出せるのでしょうか。

 

Radars, 行く手を問えば

「探知機に行く手を問えば、」

 

"時期尚早だ" "No wayだ"

「『まだ早い』『道はない』」

 

"Hey, come back, back, back!"

「『おい、戻っといで、ほらほら!』」

radarが複数形でしたね。様々なレーダーがみな一様に「やめとけやめとけ」と言う様子がイメージできます。

 

Chasers, 行く背を追えば

「先を行く追跡者たちの背を追えば、」

主人公の求めるもの(のようなもの)を追っている人たちが先にいるのですね。先程の渋滞の様相。

 

疲れた迷い子のシンパシー

「疲れて迷った者たちに飲み込まれてしまう。」

「疲れた迷い子」にシンパシー=共感を抱く、つまり自身も「疲れた迷い子」になってしまう、という解釈でよいでしょうか。やっぱりこれは渋滞の中。

この状況を打開するにはどうすればいいのか。

 

Hey, you!

「なあ、お前!」

 

Way of the light is laying in the dark.

「光の道は闇の中にある。」

 

夜を駆けるか 夜明けに賭けるか

「このまま闇をひた走るか? それとも光が見える一瞬に飛び込むか?」

 

Drive in the dark, go way to the light.

「闇の中を走れ、光への道を進め。」

 

疑えるか 見慣れた NAVIGATOR

「いつも道案内を頼っていたNAVIGATORを疑えるか?(いや、今こそ疑うべきなのだ)」

NAVIGATOR」はAメロの「日常的統計」やBメロの「Radar(探知機)」とほぼ同義でしょう。データに基づいて機械的・常識的・現実主義的な判断を下す存在のようですね。

 

NO LIMIT 無限大 可能性をゼロの先へ 

「限界は無い。可能性0%の先へと持って行くんだ。」

耳コピ段階では可能性「は」と聞こえていましたが、実際は「を」でした。可能性が高くなるのではなく、俺たちが可能性をつくるんだという意志が見えます。

 

NO LIMIT 無限大 未踏を進め doubt navigator 

「限界は無い。常識的な道ばかりを案内するNAVIGATORを疑い、未踏の道を進め。」

 

・ラップ

ラップのリリックを考察するなんてもっともっと野暮だよなごめん樹!!!

 

No hope!

「希望は無い!」

ええ〜! 言い切りましたね…(笑)

 

抵抗なき敗走、自主最高速度制限

「抵抗することなく負けを認めて逃げてしまっている、自分で自分に速度制限をかけてしまっている。」

かなりマイナスなことを言っていますね。NAVIGATORを疑う気が起きるよりもだいぶ前まで時制が戻ったようです。

そういえば、Imitation Rainの樹ラップもメロディーパートより少し暗い内容だった気がします。人生の意味を問うたり、周りに責められたり、心を剃刀の刃で切り裂かれたり。

 

透明な規制線に守られたる数多の後悔

「見えない規制線で守られて、その外へ行かせてもらえなかったことで、数え切れないほど後悔してきた。」

う〜〜む、SixTONESの現実とリンクする気も……

 

退きな、間抜けに黙ってればこのまま抜け出せない

ここは読んで字のまま。

 

当ても無く ただ吹かす この Round & Round

「どこへ行くかも決めないまま、ただぐるぐるしているだけ。」

渋滞の灯りの表現「round & round」が再登場しました。あの停滞感をここでも表しています。

 

"The ray is chasing for one truth"

「『光線は唯一の真実を探している』」

京本さんが喜びそうなフレーズだな。自分のパートでよかったね。

 

"The way is waiting for lighting..."

「『道は光るのを待っている…』」

 

How go out? 瞬間よぎる Retire

「どうすればここから出られるのか? 一瞬、退却という選択肢が頭をよぎる」

 

臆病風 Like a papers?

「紙切れのように臆病風に吹かれるのか?」

 

否、踏み込めなきゃ Just go around

「いや、一歩踏み込まなくてはただ周りをぐるぐる歩くだけ」

 

Yo guys! Yes "Go".  No "Back alright".

「なあお前ら! 『行け』を選べ。『よし、戻れ』には従うな。」

クソ意訳ですいません。

 

ノーブレーキ 当然 Break it.

「ブレーキなんか使うな。当然、そいつはぶっ壊せ。」

 

さぁ、そこ退け Tired

「さぁ、疲れたやつらはそこを退け。」

tiredを名詞として扱っていいのか微妙ですが……いかんせん丸2年英語を学んでいない……

形容詞が名詞の代わりになるような用法、あった気がする、あることにしよう。

 

"The ray of hope will be flaming" (Oh, flaming)

「『希望の光線は燃え上がっているだろう』」(そう、燃え上がっている)

 

"道無きを誘う"

「『道無き道を進め』と誘う。」

ここでの誘いはNAVIGATORのものではなく、「Way of the light」や「The ray of hope」によるものでしょう。

 

"pitched up"

冒頭に同じ。

そういえば冒頭は大文字で、前に「…」がついていましたね。この違いは何か意味があるのでしょうか……

とりあえず強調の意としておきましょう。

 

この後はサビを繰り返して、最後にジェシーのこのパートですね。

Unlimited...

Get no scared... Unlimited...

「無限大。恐れるな、無限大だ。」

この「…」は、冒頭の「…」に戻る意味もあるのかもしれません。

 

 

〈MV考察〉

さて、歌詞はの対比が印象的でした。

MVでもこの「闇」と「光」がふんだんに使われていますね。

 

ダメ押しでもう一回貼っときますか。

 


SixTONES - NAVIGATOR (Music Video) [YouTube Ver.]

 

今回のMVも、1stシングル『Imitation Rain』と同じ、安田大地監督による作品です。

Imitation Rainの演出と同様、現実とCGの融合が図られており、独特の世界観に仕上がっています。

 

前回は「CGの−現実の」の組み合わせでした。

今回は「CGの街(闇)−現実のが組み合わさっています。

 

歌詞の内容からもわかりますが、CGで表現された前回の「雨」 と今回の「街」は、SixTONESを阻む存在、そしてSixTONESが突破するべき存在。

そして、現実のものを使った前回の「炎」と今回の「光」は、SixTONESの後押しとなる存在、あるいはSixTONESそのものです。

 

動画の概要欄にはこのような文章が記されています。

照明だけで作られた無の空間 CGで作られた空想の街

クールで無機質な世界に熱と命を吹き込む6人

 

 

では、シーンを追って見ていきましょう。

 

冒頭はCGの世界から始まります。

屋上のメンバーが、

ジェシー:街に背を向けて悠々と腰掛け、ちょっと下を覗いている

京本大我:立ち尽くし、少し視線をずらす

松村北斗:塀の上へ猫のような身のこなしで飛び移る

森本慎太郎ジェシーより動き出しやすい姿勢で、膝を立てて街に背を向けて座っている

⑤髙地優吾:街の方向を向いて座り、曇り空を見上げている

の順で登場します。

 

そして「...PITCHED UP」でもう一度、立ち上がろうとするジェシーが映り、その後ようやく、

⑥田中樹:屋上の縁に立って下を眺めている(カメラには背を向けている)

が登場します。

 

各々意味ありげな挙動ですね。

 

 

最後まで見た方はもうお分かりだと思いますが、この田中樹という男はこのMVでとても重要な役割を果たします。

主人公的な存在と言ってもいいのではないでしょうか。

 

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全員のショットでも、目線の高さを見据えている他のメンバーと違い、樹一人だけがやはり下を覗き込んでいます。このビルの下には一体何があるのでしょうか。

 

それについてはまた後ほど触れるとして。

 

 

歌唱が始まると、実写パートに移ります。

個々の表現には深く触れずに、主に空間演出を確認していきます。

 

実写のシーンは2種類。

 

(1)全員で踊るシーン

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青い光(ラップパート以外は)が激しく交差する、コンクリ打ちっぱなしのだだっ広い空間です。公式の言葉を引用するならば、〈照明だけで作られた無の空間〉。

 

(2)個人のシーン

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白い壁で挟まれた狭い空間です。向こう側は全くの真っ暗闇。足元には光が走っています。

 

 

樹のラップパートのみ、ピンク色の光が使われます。

「No hope!」の瞬間から色が変わります。

時制が巻き戻った瞬間ですね。

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もちろん樹のピンク髪が活きていますが、もう一歩踏み込んでみましょう。

 

ラップの歌詞は、いわゆる「渋滞」に巻き込まれている最中の苦悩を描いていましたね。

このピンクの光はテールランプ、つまり「渋滞の真っ赤な灯り」を表している、とは考えられないでしょうか?

 

また、渋滞につきものの赤い光と言えばもう一つ、赤信号がありますね。

 

と来れば、この青い光が青信号だという解釈はどうでしょうか。

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Yes "Go".  No "Back alright".

の、「Go」の青信号です。

ここまで来ると単なる憶測ですが……

 

 

また、個人シーンの白い空間。

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こちらは、歌詞で言うところの

Way of the light

すなわち「光の道」を思わせます。

 

 

さて、曲の流れに戻りましょう。 

ラップパート後半から、樹だけがCGの世界に戻り始めます。

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そして、2回目の「pitched up」の直前から新たなシーンが追加されます。

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一面の光を背に、シルエットになった6人。

 

ここでのNAVIGATORポーズが、期間限定盤のジャケット写真と同様、

ジェシー=神戸 / 他5人=春

となっていることはみなさんお気づきのことでしょう。

 

 

その直後の流れは以下の通りです。

①京本:「光の道」で「道無きを誘う」

ジェシー:横顔アップ&「青信号」で「pitched up」

③全員:ダンス

④慎太郎→北斗→髙地:「青信号」の中を走り抜ける

ジェシー:「青信号」の中で佇む

⑥樹:「屋上」で走り出す。全員のダンスシーンと交錯する

ジェシー:「青信号」の中で両腕を広げると、いつの間にか「屋上」にいる。そのまま背中から下へ落ちていく。

⑧樹:駆け足のまま、「屋上」から下へ飛び降りる

⑨京本:「一面の光」で「Hey, you!」

 

一連のシーンがMVの中で最も印象的ですね。

 

 

続くラストのサビで、〈CGで作られた空想の街〉の全貌が明らかになります。

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地面をよく見てください。谷底のような道路を。

この道路、渋滞してるんです。

 

 

冒頭の樹は、この渋滞を覗き込んでいたんですね。

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樹は悩み迷いながらも、最終的には意を決して屋上から飛び降ります。

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一方、ジェシーは最初から悟っていたかのように、背中から静かに落ちていきます。

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すると次の瞬間、SixTONESはビルの壁面に立っているのです。

重力という、「当たり前の法則」に逆らって。

 

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まるで、重力に従って地面に這いつくばる無数の車たちを嘲笑うかのように。

 

 

そして最後の最後には、CGの街が砕け散ります。

 

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これ、闇の街がCGで、光の空間が実写であることに、ものすごく意味があるんです。

お気づきですか?

 

 

歌詞の中で、主人公が囚われていたのは「」そして「渋滞」。

彼の救いとなるのが「」でしたね。

 

MVの中では、闇に囚われている現状こそがCG、つまり虚構なのです。

そして、光が現実

 

そう、

「みーんな渋滞に捕まって疲弊しているけれど、お前らが現実だと思ってる闇や渋滞は全部、嘘っぱちなんだぜ。それに気づけば、こんな仮想現実の決まり事(重力)なんか、軽々と破ってぶっ壊せるのさ。」

 

このMVの世界観とストーリーには、こういった構造があったんです。

 

でも、今まで現実だと思っていた世界を疑って、実際に法則を破ってみようだなんて、簡単には実行できません。

下手したら命を落とすかもしれないのです。

 

それでも、樹は、ジェシーは、SixTONESは、意を決して飛び降りました。

 

そして、世界の正体を暴くことに成功したのです。

 

 

歌詞を思い出してみてください。

この歌における「NAVIGATOR」は、データに基づいて機械的・常識的・現実主義的な判断を下す存在でしたね?

 

数字のデータで出来上がった、デジタルな存在。

 

CGの世界そのものではありませんか?

 

 

このMV、思っていたよりも歌詞とリンクしてるんですよね。

渋滞の描写も然り。

私も歌詞を読み込んで記事の前半を書いてからでないと、ここまで気づけませんでした。

 

 

現実みのある街が虚構で、

非現実的な何もない空間が現実

 

つまり、

私たちが現実だと思っている世界は、実は虚構かもしれない。

当たり前だと思っていた常識は、ひょっとしたら疑えるものなのかもしれない。

 

わざわざCGでリアルな街をつくってみせることで、このMVは、そういったメッセージを私たちに投げかけているのではないでしょうか。

 

 

 

こういったバーチャルな世界像を用いての試みは、映画『マトリックス』(未履修で申し訳ないです)をはじめ、数々の映画・アニメ・ゲームなどで行われています。

と、ちょうど今期の大学の授業で教わりました。先生ありがとう。授業を受けなかったら、こんな考察はできなかったかもしれない。勉強は偉大です。

 

そう考えると、このMV一本でちょっとした映画に匹敵するくらいのことをやってるんですね。

安田監督すげー……

 

 

さて、最後に一つだけ残ったこのシーン。

 

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救いの象徴である「」に満ち溢れ、

一切の迷いがなくなった世界でしょう。

 

 

囚われていた虚構の世界をぶっ壊し、

SixTONESは彼ら自身の秩序で、どこまでも突き進んでいきます。

 

可能性をゼロの先へ。Unlimited.

 

 

 

 

 

と、いうわけで、言い残したことは何もないかな!?

先程、夜が明けました!! 徹夜!!!(笑)

 

今回あまり言及しなかったメンバーがどんな意味を持っていてどんな役割を演じているかは、みなさんそれぞれで解釈してみてください!!

私の手には負えん!!

たぶんそういうのはみなさんのほうが得意!!!

 

 

いや〜、一つの作品に徹底的に当たって考察するの、めちゃくちゃ楽しいっすね……SixTONESこの先もこういうのばっかり作るのかな、やみつきになりそう……

 

さて、朝の5時になってしまいました。私は寝ます。

NAVIGATOR買ってね!!!!!!

 


SixTONES - NAVIGATOR (Music Video) [YouTube Ver.]

 

『別の人の彼女になったよ』はただのラブソングではない。

 

 

考えたことをどうしてもまとめたくなったので、SixTONESと全然関係ないことを書きます。

 

昨年からずっと巷で人気のラブソング、

wacciの『別の人の彼女になったよ』。

 

www.youtube.com

 

歌詞はこちら↓

https://www.uta-net.com/song/254047/

 

 

私は流行に対して天邪鬼なタイプなので、全然聴いてませんでした。いや、一応一回聴いてはいて、「ほう、面白い発想だ」なんて思ってはいたけれど、いかんせん恋愛というものに疎いので聴き込むなんてことはしなかったんです。

それがなぜ、こんな記事を書いているのか。

 

この曲を聴き込むようになるまでの顚末をざっくり説明すると、

①自粛期間にYouTubeで公開されたBuono!の解散ライブを初めて見て号泣

Buono!の元メンバー、鈴木愛理さんが『別の人の彼女になったよ』をカバーしていることを知る

③それを聴いて号泣

④先日(2020年6月22日)放送のTBS『CDTVライブ!ライブ!』にてwacci歌唱の『別の人の彼女になったよ』を聴く

⑤急に自担と重なってしんどくなる

⑥オリジナルバージョンと鈴木愛理バージョンを一晩中聴きまくる

⑦翌日、悟りを開く

 

とまあこんなわけで、ただ今悟りの境地にいるわけです。

何を悟ったかというと、

「この曲が広く共感されるのは、実は恋愛だけにとどまらない、もっと普遍的なことを歌っているからではないか」

こういうことに気づいたんです。

 

先程の顚末の③、⑤、⑦を軸に、私が何を考えたか紐解いていきます。

 

 

 

 

1. 鈴木愛理バージョンを聴いて号泣した話

 

www.youtube.com

 

Buono!および鈴木愛理さんについては「歌がバカ上手え」ということしか存じ上げないのですが、部外者ながらいちアイドル(ジャニーズ)オタクゆえ、解散ライブでまんまと大号泣しました。目覚まし時計、永遠に鳴らなきゃよかったのにな……(また泣いてる)

 

また愛理さんはBuono!だけでなく°C-uteというグループのメンバーでもあって、そちらも今は解散して、今はソロの歌手・モデルとして活動されていますね。

 

そんな愛理さんが歌う『別の人の彼女になったよ』。

私は、そういった愛理さんの経歴と重ねて聴かざるを得ませんでした。

 

 

歌詞を辿りながら、こんなイメージが次々と浮かんできました。

アイドルとして、メンバーと一緒にライブで大はしゃぎする愛理ちゃん。

ボロボロ泣いている愛理ちゃんと涙ぐむ雅ちゃん、最後までプロを貫いて毅然としているももち。

素の笑顔でメンバーと笑い合う愛理ちゃん。

時にはメンバーとぶつかり合う愛理ちゃん。

夢や希望を歌うアイドル。

だけど、そんなアイドルを卒業した愛理ちゃん。

 

 

天真爛漫で、愛されるために生まれてきた天使みたいな愛理ちゃんのこと、やっぱり愛理ちゃんと呼ばせてください……愛理ちゃん……

 

無邪気でいられたアイドルを卒業して、今はどんなふうに活動しているのかきちんと見られてはいませんが、ソロのシンガーとして、大人になってるんじゃないかな。そんな、きっと「一生懸命お洒落して なるべくちゃんと」する大人になった愛理ちゃんが、もう戻れないアイドル時代に後ろ髪を引かれながらも前へ進む歌、そんなふうに聞こえたんです。

 

きっと愛理ちゃんはたくさんのファンに愛されて一生無邪気な愛理ちゃんなんでしょうけど、それでも、アイドルの「少年/少女性」はやっぱり特別なもの。

ジャニーズを去る元アイドルたちを見送っていると、より痛感します。

アイドルは一つの青春。

この歌は、そんなアイドルの「卒業“済”ソング」としても聴けるのではないか。

そんなふうに思って、私は真夜中に号泣していたわけです。

 

 

2. 初めて感情移入ができて動揺した話

 

さて、時は過ぎて約半月後、CDTVでwacciの本人歌唱バージョンを聴くことになります。

 

かねてから「ジャニーズの誰それと重ねてしんどくなる歌」(SixTONESで言えば元彼=森本慎太郎、今彼=ジェシーで聴いている人を見かけました)としてジャニヲタの間でも人気なこの歌。

私は自分の解釈で当てはまる人が見つからず、いまいち感情移入できずにいました。

 

 

ところがどっこい、CDTVを見ていたら天啓のように降りてきたのです。

元彼=松村北斗 

(SixTONES。2019年1月からの自担)

今彼=横原悠毅

(ジャニーズJr.。2020年3月からの自担)

という解釈が。

 

非ジャニヲタの読者さんに説明すると、自担とは女性アイドルでいう推し、もっと言うと神推し(で合ってるのかな?)みたいなことです。

 

自担が2人もいるなんて気が多いやつだな〜と思われたことでしょう。素直にすみません。腹を括って掛け持ちオタクをしております。

 

 

この2人に対する私の解釈と感情を一から説明するとそれだけでブログが10本くらい書き上がってしまうので、ざっくりとだけ。

北斗くんに対してはどこか同族嫌悪にも似た執着心を抱き、

横原くんに対しては純粋に尊敬して応援しています。

 

べつに横原くんだってフェスで大はしゃぎはするだろうし愚痴を言っても怒らないだろうし夢や希望もガンガン語る男ですが、余裕があって大人で尊敬できて不満が一つもないのは本当に歌の通り。私の理想の男性です。

一方北斗くんは正直気に入らないところだらけで(しかも私と似てるところは同族嫌悪でムカつくし、私と違うところも裏切られたみたいでムカつくといったわがままっぷり)、もう好きなんだか嫌いなんだかわからなくなってるけど離れられない。そんなめんどくさい存在です。

 

北斗くんとも横原くんとも付き合えるわけがねえことは重々承知で言いますが、もし横原くんと付き合えたら、そりゃあもう万々歳、人生薔薇色だと思います。

でも、横原くんと付き合ったら、まず私の好きな映画や演劇は一緒に観に行けないだろうな。仮に私一人で観に行って、帰って感想を話しても、あんまりわかってくれないだろうな。好きな服や音楽も全然違うだろうな。私の弱いところやどうしようもないところを打ち明けても、頭では理解してくれるだろうけど、胸を痛めるほどの共感はしてくれないだろうな……

そんなふうに思うんです。

まあ、映画や音楽の話ができなくたって彼が大好きだから全然いいんですけど。私は横原くんの話をいっぱい聞きたいし。

 

でも、北斗なら好きな映画や音楽の話をたくさんできる。きっと感心も共感もしてくれる。ちょっと他人には話しづらいことも、北斗になら打ち明けられる。

でもいざ北斗と付き合ったら、喧嘩ばかりになるんだろうな。

 

 

そんな妄想が一瞬のうちに頭をよぎって、食べていたご飯を吹き出しそうになりました。

 

 

3. 悟りを開いた話

 

そんな22日の夜、私は延々と『別の人の彼女になったよ』2パターンを聴きまくり、翌日、ついに悟りを開きました。

 

この歌詞は、恋愛よりももっと普遍的な意味を孕んでいるのではないのか。

 

 

そもそも、子供っぽくて一緒にはしゃげるけど喧嘩もよくしていた元彼と別れ、ちょっと窮屈だけど大人で尊敬できる今彼と付き合う、なんて、とても限定されたストーリーです。

確かに設定が細かい分リアルさは増すけれど、一見共感は得づらいように思えます。

 

それが一体なぜ、こんなにも多くの共感を呼んでいるのか。

 

 

それは、このストーリーの背後に

「子供から大人へと成長し、戻れない・戻ってはいけない子供時代の自由さを恋しく思ってしまう」

という普遍的なテーマが隠されているからではないでしょうか。

 

 

愛理ちゃんの「アイドルから大人へ」というストーリーも、もちろんこのテーマが土台にあります。

私にとっての北斗くんと横原くんも、「本来の自分自身が引き出される相手」と「大人の女性として愛する男性」という対比を孕んでいます。

 

 

この歌の元彼は、

・フェスで大はしゃぎする

・映画を観て号泣する

・言葉ではなく態度でわからせようとする

・よく喧嘩する(怒鳴り合いもする)

・おそらく夢や希望も語る

という、感情的で無邪気で、「子供」っぽい人物です。

その元彼の前での〈私〉も、

・すっぴんで笑っている

・大きな声で愚痴を言う

・自分をさらけ出す

というように、「子供」っぽく、公には「控えるべき」とされることを平気でしていました。

 

一方今彼は、

・余裕があって大人で優しい

・博識

・言葉で表現する

・愚痴を嫌う

・現実主義者

という、社会的に「正しい」あるいは「大人」な人物です。

今の〈私〉も、

・お洒落して「ちゃんと」している

・愚痴を言わない

・「大人」しくしている

というように、社会的に「こうすべき」という振る舞いをしています。

 

べつに恋愛に限ったことではなく、家で許されていた態度を学校でやると怒られる、あるいは10代のうちは平気だったことが社会に出るとマナー違反になるというように、「こうすべき」を守ることが、「大人」になることとされています。

 

だけど、「大人」のルールは窮屈です。時には子供のように振る舞いたい。すっぴんでゲラゲラ笑いたいし、愚痴も言いたいし、自分をさらけ出したい。そんな気持ちをどうにか押し殺して、大人は「大人」のルールで生きていきます。

 

そんな、誰にでもある「子供」と「大人」の間の揺れ動きを、この歌ではラブストーリーに落とし込んで歌われているのではないでしょうか。

だからこそ、〈私〉と同じような恋愛をしていなくても、このストーリーは多くの人に共感されるのではないでしょうか。

 

 

もっと攻めてみると、この歌は「子供が実家を出て働き始めたけれど、社会人としての振る舞いに少し疲れて、親に電話をしたくなる話」とも読み替えられるかもしれません。

実家は大抵いつでも電話できる存在でよかったです。

 

 

 

さて、この歌の〈私〉の少女時代、つまり元彼と過ごした時間は、〈私〉だけではなく元彼自身も「子供」でした。

〈私〉は元彼にこう言います。

あなたも早くなってね 別の人の彼氏に

つまり、〈私〉は

「私が子供時代を忘れてきちんと大人になれるように、私が子供に戻れる場所を早くなくしておいてね」

と言っているのです。

 

けれど、最後の歌詞はこう。

私が電話をしちゃう前に

つまり、

「本当は子供に戻りたい」

という思いをほのめかして終わるのです。

 

 

この後、〈私〉は元彼への思いを断ち切れたんでしょうか。

元彼も〈私〉のように別の人の彼氏になって、大人になれたんでしょうか。

 

wacciのみぞ知る、ですね。

 

 

ちなみにwacciさんの他の楽曲はまだ一切聴いていません。すみません。これから聴きます。

 

 

 

突然の『別の人の彼女になったよ』語り、最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

全国北斗担アンケート開票結果

 

 

 

バニボトリオ誕生祭のラストを飾るのは25歳の松村北斗くんですね。たいへんおめでとうございます。

25歳の松村北斗。一段と色気のある文字列でございますね。

そんなことはどうでもいいんだ。

 

去る5月某日より、私はこんなアンケートを実施いたしました。

 

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未定と言いながら誕生祭企画にする気満々でした!

 

なぜ突然こんなアンケートをとったかというと、

普段小規模アカウントで仲良くさせてもらってる北斗担の仲間たちが本当に多種多様で。掛け持ち先が、こっちが平野紫耀かと思えばあっちは岸優太、片や松田元太、油断してると猪狩蒼弥。みたいな。ちなむと私は歴代櫻井翔安田章大・山田涼介を通って、最近は無所属クリエCのギャグセンカンストイケメンこと横原悠毅を推させていただいております。南無。

そんな多種多様な北斗担どもと毎日ワイワイしていると、ふとこんな疑問が湧いてくるわけであります。

 

北斗担、どんだけ幅広いん???

 

北斗担って実際松村北斗の何がどう好きなん???

 

松村北斗の魅力って一体どんだけ全方位なん???

 

そんな疑問を一気に解消するべく、北斗担当事者として「北斗担ってだいたいこうだろ!!!」と愛の偏見をいっぱいに詰め合わせた選択肢をご用意し、全国の同志の皆様に回答を仰いだ次第であります。

いただいた回答数、440件。

これ以上になるとマジで集計やってらんないので一番ありがたい数でした。

ご協力くださった北斗担の方々、本当にありがとうございます。

 

 

それではお待たせしました。

皆様を北斗担の密林へご案内いたします。

 

 

見ての通り超特大1万字超えサイズですので覚悟してください。

 

 

Q1. 北斗担になったのはいつですか?

まずはご挨拶がわりに基本情報から。

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文字が消えてますが、オレンジは「バカレア解体・ほくじぇ期(2013~2014頃)」です。

 

想像通りですね! ありがとうございます!

 

 

Q2. 松村北斗の何に落ちましたか?(複数回答可) 

ここからが本題です。

まずは選択肢の順位から。

 

1位 326票 顔

2位 309票 パフォーマンス

3位 229票 色気

 

御三家!!! って感じですね。色気はマツムラの専売特許。 

 

以下の順位はこちら。

4位 177票 わんこ感

5位 169票 発言

6位 134票 演技

7位 124票 陰キャ

8位 123票 ファッション

9位 96票 一匹狼感

10位 90票 グループ内でのポジション

 

そして自由記述編ですね。こっちのほうが北斗担の生態がよく見えるかもしれない。

 

・10票 声

声・歌声に落ちたという方、多かった! 北斗くん良い声してますよね。

 

・5票 趣味

「理想の男性の趣味」「とにかく自分と趣味が被る」という声がありました。

 

・5票 わからない・気づいたら推していた

気持ちはわかるけどそこを教えてくれよ。

 

・3票 体

骨格、太もも、お尻、体毛の薄さなど。骨格でファンを落とすアイドルってすげえな。

 

・3票 雰囲気

「こじらせ文学青年感」というご意見がツボでした。

 

・3票 文章

東海ウォーカーなど。

 

・3票 哲也くん

哲也くん。

 

・3票 滑舌の悪さ

入所間もない頃から推されている大先輩の方々からでした。

 

・3票 全て 

絶対いると思った。

 

他にも、「思考回路」「恋愛観」「人間ぽさ」「振り幅」「黒髪を貫いたところ」「地味に不器用そうなところ」「若干の気持ち悪さ」「ちょいちょい頭がおかしいところ」などがありました。気持ち悪くて頭がおかしい人を好きになるなんて、人間は面白いですね。

 

 

Q3. 今、松村北斗の何が好きですか?(複数回答可)

こちらも同じように。若干選択肢は変えてあります。

 

1位 401票 顔

2位 389票 パフォーマンス

3位 355票 わんこ感

4位 336票 考え方・価値観

5位 326票 色気

 

おおっとぉ!? わんこが3位に躍り出た!!!

入沼すると色気<わんこになるみたいです。否めない。

 

全体的に票数が増えてるのもいいですねえ。一旦好きになると、人間性まるごと好きになる。

 

6位 299票 性格

7位 290票 演技

8位 277票 ファッション

9位 249票 陰キャ

10位 233票 グループ内でのポジション

11位 179票 一匹狼感

 

続いて自由記述。

 

・9票 全て

了解です。 

 

・8票 文章

アト前に加え、ほくぶろ改め北斗學園の沼にはまった方が多数。

 

・7票 声

相変わらずの支持率。松村さん、その声聴かせてやってください。

 

・6票 体

どこ見てんだよバカタレ❤︎

 

・5票 SixTONESが大好きなところ

良い〜〜〜〜〜〜っ

 

・4票 ギャップ

本当は選択肢に含めようかとも思ってたんですが、色気→わんこのギャップなのかわんこ→色気のギャップなのかわからなくなるのでやめました。どっちのギャップが人気なのか2択で問えばよかったな……

 

・4票 存在

あえて「全て」と分けてみました。他に「松村北斗という概念」もありました。

 

他に「家族愛」「弟気質」「不憫」「キレ芸」「変人」「ワードセンス」「名前」「両手お手振り」「20代特有の痛々しさ」「全力の変顔」「生きてる」など。

「全て」「存在」「概念」「生きてる」の畳み掛け、好きです。

 

 

Q4. あなたにとって松村北斗はどんな存在ですか?最も近いものを一つ選んでください。

こちらは複数回答にしたらキリがないだろうと思い、1人1票にさせていただきました。

では選択肢の分から。

 

1位 56票 思想や人間性を考察したくなる迷宮

2位 49票 一回でいいから付き合ってほしい、あわよくば結婚してほしい…リア恋枠

3位 46票 えっちなお姉さん

4位 45票 眼福。とにかくビジュアルが好き

5位 43票 私と心中しよう

6位 41票 言動に身に覚えがありすぎて他人と思えない

 

これだけ見てどんなアイドルか想像つきます???

迷宮でリア恋でお姉さんで眼福で心中で他人と思えない……

なんかやべえやつだということしかわかりません。

 

しかし、多くのファンにその内面について考えさせ、悩ませている存在だというのは明らかなようですね。う〜ん、面白い。

 

7位 35票 北斗くんが世界一!永遠のアイドル

8位 28票 わんこ。お手!

9位 25票 北斗くんみたいになりたい!憧れの人

10位 23票 言動全部がツボ。面白びっくり人間

11位 10票 幽玄・有心の世界観そのもの

12位 7票 幼女。ぷいきゅあ

 

ぷいきゅあに7票も入ってんのがやべえんだよ。

 

自由記述、面白いので全部載せます。

 

・もはや何かよく分からないけどとりあえず私の人生をめちゃくちゃに狂わせてもいい世界で唯一の存在。神。信じるものは救われる。

・どれだけ迷ってもひとつには絞れなかった。幽玄・有心の世界観そのものかと思いきやわんこ、眼福だけど言動に身に覚えがあり、考察したくなる迷宮且つ世界一のアイドルだけど私と心中してほしい。そうやって私の頭をバグらせる存在。

・ステージ上では美しく、メンバーとはしゃぐ姿は愛しい

・一生崇めていたい存在

・目標でありながら、絶対に同じところには立てない羨望の的

・絶対リアコ枠ではないかな(笑)

・産み育てたい

・ずっと幸せでいてください。

・アイドルなのに親近感もあって趣味被りが故にある程度思考回路も読めている(と思っている)不思議な存在。アイドルとしてのパフォーマンスや俳優業で劣等感を乗り越えていくところはものすごく尊敬に値する。気にしいなところやメンバー大好きなところをあまりにも不器用に隠すので可愛い。たまに食べちゃいたくなる。もぐもぐ。咀嚼が長いところも好き。

・正直北斗くんの何が好きなのか自分でもよく分からない。でも見ていると好きの気持ちが溢れてくるし、頑張ってる姿を応援したくなるし、理不尽に叩かれてたら守ってあげたくなる。

・未知の領域

・正直全部当てはまるので選べませんでした…日替わり松村北斗、という感じ。毎日毎分毎秒彼の魅せる姿に狂わされています

・親友になりたいし守りたいし北斗くんが生きやすい世界になってほしい

ガチ恋とは別のくくりで、拗らせてる限界北斗担です。1人の人としても尊敬してます。

・殺されたい相手

・毒舌友達。

・星のような存在。眩しくてキラキラしてて、届かないとわかっているのについ手を伸ばしたくなるそんな存在。

・上記のほぼ全部当てはまっちゃいます笑すみません🙇‍♀️

・メンバーと絡んでる時が幸せそう!とにかく幸せでいてほしい!

・生まれ変わって幼なじみになって人生を共に過ごしたい

・なぜかわからないけど必要な存在。

松村北斗松村北斗という概念なので、松村北斗でしかない。

・尊くて儚いずっと見ていたい 

・家族

・私の人生の成功版

・仏像です。なぜかずっと見てられる神秘的なもの

・妖精みたいに儚くて尊い存在です

・とにかくパフォーマンスが好き

・宗教

 

 

Q5. どんな松村北斗にグッときますか?(複数回答可)

非常にふわっとした質問ですみません。でも「いろんな」松村北斗がいる以上、「どの」松村北斗が人気か(?)気になるじゃないですか。

 

北斗担の皆様「どんな松村北斗でも最高です💢」

 

 

1位 320票 妖艶な色気漂う、歩く18禁

2位 319票 わんこ

 

ここで私から提案があるんですが、

松村北斗さん、「セクシー&わんこ担当」になりませんか?

ご検討よろしくお願いします。

 

3位 237票 滲み出るお育ちの良さ

4位 191票 不憫

5位 188票 オタク特有の早口

6位 185票 毒舌

7位 162票 天使のちびほく

8位 152票 実はネアカ

9位 141票 B.I.の末っ子美少女

10位 136票 孤高の一匹狼

11位 130票 乙女

 

(皆様のご意見)

・癖のある言葉を使う所

・今となってはよくわからない。

松村北斗の一挙一動に振り回されすぎて全てにグッと来るようになりました。

・心を許した相手だけに見せる無邪気な笑顔

・地上に舞い降りた天使かのような言動全て

・でこあげ北斗

・一生懸命カッコつけてるところがかわいい

・爆笑しているお顔

・天才的な感性

SixTONES大好きメンバー大好きなところ、それが言動に滲み出てて可愛いです。ぺろぺろ。

・ちょっと癖強めのダンス

ジェシーのことが大好き。

・一見ビジュが悪い松村

・人見知りなおしゃべり

・存在そのもの。

・溢れるメンバーへの愛

・美人(例:やさしい運動会)

ツンデレ

・家族やメンバーを大事にしている姿

・表現力(パフォーマンスでもお芝居でもちょっとしたゲームでも、憑依型だな、好きだな、と思う。)

・舌が長いゆえの舌っ足らず感

・滑舌悪い時

・片方の口角を上げた不敵な笑み

・全て

・語彙

・雑誌の恋愛系のインタビューで重いところがみえるとき

・めちゃくちゃSixTONESが好き

・言葉の選択肢

・ふとした瞬間に現れる耽美さ

・北斗君が書く文章・ワードチョイス・末っ子感・デヘデヘ感・ポワポワ感

・全てにグッとくる人間なので選べません……

  

私がコメントを添えなくてもみなさん十分面白いので助かります。 

 

 

Q6. 松村北斗を含むSixTONES内のコンビで最も好きなものを一つ選んでください。

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北斗担はほくじぇが好き! 真理!!

 

 

Q7. 掛け持ち(ジャニーズ内で)があれば、個人名をフルネームでご記入ください。何名でも結構です。

全員は書ききれないので、特に人数の多かった方だけ発表します。

 

1位 34人 二宮和也(嵐)

 

おい! 今だ!

二宮担に布教しろ!!!

 

2位 19人 櫻井翔(嵐)

3位 14人 中島健人(Sexy Zone)

4位 13人 加藤シゲアキ(NEWS)

5位 11人 大野智(嵐)・松田元太(Travis Japan)・作間龍斗HiHi Jets

 

「わかる。」が押し寄せてきます。

 

6位 10人 山田涼介(Hey!Say!JUMP)

7位 9人 松本潤(嵐)

8位 8人 菊池風磨(Sexy Zone)

9位 7人 大倉忠義関ジャニ∞)・上田竜也KAT-TUN

10位 6人 増田貴久(NEWS)・横山裕関ジャニ∞)・伊野尾慧(Hey!Say!JUMP)・渡辺翔太(Snow Man)・黒田光輝(少年忍者)

 

こんなところでしょうか。たいへんわかりの深いランキングでした。

 

 

Q8. 他界隈に推しがいらっしゃる方は、グループ名・業種・作品名などを添えて、個人名をフルネームまたは正式な名義でご記入ください。何名でも結構です。

 

集計してみての感想「世界は広いね……」

 

収拾がつかなくなったので表にまとめてPDFにしました。

なにぶんExcel音痴のためたいへんダサいです。すみません。

お暇のある方だけ見てください。

 

drive.google.com

 

燦然と輝く

 

中村倫也(8)」

 

でした。

でしょうね!

 

 

Q9. 最後に、松村北斗くんへのメッセージをどうぞ!

いよいよラストです。みなさんお疲れ様でした。

ラストと言ってもこの項目がダントツで長いです。悪しからず。

全員分は載せきれませんので、一部抜粋してお届けします。

 

 

・好きです。好きなので私の扇風機になりませんか?

のっけからこれだったので北斗担怖いです。

 

・そろそろ松村北斗独演会とかどうですか?

北斗くんぜひ検討してみてください。

 

・いつかその鼻で滑り台させてね

・北斗くん好きです!鼻筋触らせて!

・あなたの鼻筋ですべり台させてください 一度で十分ですのでご検討の程宜しくお願い致します

落ち着いて一列に並んでください。

 

・結婚しましょう

・心中しよう

この2つは他多数のコメントの要約です。

 

・ほくとくんと二人心中したいけど、今のほくとくんは心中してくれなさそうなので悲しいです。無理心中しか選択肢がない。

頼むから思いとどまれ。

 

・その顔に感謝してください

まちないない。

 

・ぺろぺろ

・かわいいね、ぺろぺろ。

こいつらが連続してた時の私の気持ちよ。

 

太宰治作品を演じてほしい。

わかる。

 

松村北斗に出会えてから人生がキラキラ輝くものになりました!! (21歳 女性 匿名希望)

アンケート会社HOKUTOのほうまでご回答願います。

 

・北斗くんにデロデロに愛されてギチギチに束縛されて最後は北斗くんの手によって私の生命を絶たれたいです、よろしくお願いします。

早まるな。

 

・ちゅきちゅきだいちゅき!こんなわたしのことを罵って!

北斗ファイト。

 

・北斗くん好きです。一緒にボロい畳のアパートで夜の匂いに包まれませんか??電話番号は080-(ピーーーーーー)です。

絶対NG!

 

・10年後、Over30になったおとなの北斗くんが楽しみで仕方ないです。。。

それな〜〜〜〜〜

 

・大好き程度で結婚したいです

気持ちはわかる。

 

・私が沼に落ちたときは力強い黒鷺だったのに、いつの間にかわんこになっていたのですが何故でしょう……どちらも好きですけどー!!!!!!

そろそろJungleの担当動物Puppyにでもなりますかね?

 

・言いたいことがあるんだよ‼️やっぱり北斗くんかっこいい‼️すきすきだいすきやっぱ好き‼️やっと出会えた王子様‼️わたしが生まれてきた理由‼️わたしと一緒に人生歩もう‼️世界で一番愛してる‼️あ い し て る ~ ~ ❕❕❕🐶

元気そうで何よりです。

 

・連絡先教えて

絶対NG! 

 

・いくらでも話聞くから電話番号交換しよう?

絶対NG!

 

・今日もお前が世界一!!

こういうマインド好きです。

 

・全てが好きだよ!来世でジャニーズになって尊先は松村北斗くんです!って言って可愛がってもらうんだからね!メロ…!

来世はジャニーズになりたいですよねえ。

 

・北斗くんさあ、いつになったら迎えきてくれんの?

松村さん、迎えに行ってあげてください。

 

・恐れながら担タレ(?)故長文になってしまいそうなので簡潔に伝えさせていただきます…お前が1番‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️

こういうの好きです。

 

・樹くんをよろしく

急な樹。

 

・ほくちゃん、ほくちゃなどと呼んでいたら北斗と呼ぶのがなんかすごく照れてしまうようになってしまったのでこれからもほくちゃん、ほくちゃって呼んでもいいですか⁉️⁉️⁉️

いいと思います。

 

・北斗くん、婚期逃さないでね

心配されてるよ。

 

・お前が宇宙だ

これ好き。

 

・ぞーさん

はい。

 

・ほくちゃわんわん

……。

 

・これからもずっと美人でいてね

きっと大丈夫だと思います。

 

・おはようこんにちはこんばんはおやすみなさい

人生で一番大切なことですね。

 

・☁️ぼんっ

🦅ばさっ

 

・ばーか

可愛いなぁ。

 

松村北斗、在り 故に 我、此処に在り

急にデカルト来たかと思った。

 

・何も言えねぇ

北島康介も来た。

 

・KYなコメントだというのは承知しているけどあえて言います。謙譲語の使い方を時々間違えているのが気になります。

同感です。北斗くんガンバ。

 

・好きすぎて具合が悪いです(好きすぎると体調崩す体質)

お体は大事になさってください。

 

・お前はなんなんだ・・・

言われてるぞ〜北斗。

 

陰キャのままアイドルしてるのが好きです

時代ですよねえ。

 

・北斗くん見てる~???(見てない) なるはやで口座番号教えてね~ 安倍総理にもらう10万振り込むからほくちゃんの好きなお洋服でも買ってね!

ハハハ絶対NGですよ。

 

・ふざけたSixTONES好きなんですかかっこいいSixTONESが好きなんですか、私はどちらも好きなんですけどどう思ってるんですか悩んで朝も起きれません

朝は起きてください。

 

・沼が怖かったのにいつの間にか沼ってました

そういうものです。

 

・使ってる香水、教えてください。

だそうです。

 

・北斗くん!北斗くんはモチじゃん!Rice cake!冷凍保存しちゃおうかなぁ!?はぁ?(ほくぶろ参照)

ツボです。

 

・じっとりねっとり応援しています……

好きです。

 

以下、私がグッときた素敵なコメントたちを。

 

・存在にいつも助けられてます。生きるのが楽しくなりました。息を抜くことが上手くなったような気がします。いつも、アイドルでいてくれてありがとう。時々、素直な北斗くんを見せてくれてありがとう。これからもよろしくね。

 

・ほくとくんが世界一~~~!!!!!世の中はほくとくんを暖かく包み込む空気になればいいと思うし、ほくとくんにはずっと笑ってて欲しいです。ほくとくんがずっと笑っていられるように、北斗担としてほくとくんの味方でありたい。アイドル松村北斗を守れるように、頑張ってお金稼ぐね……。

 

松村北斗くんを入所当時から知っていましたが、久しぶりに少クラを見ると、魅せ方が綺麗で妖艶なダンスをしている北斗くんに今まで経験したこともないグッときた感情になり、虜になりました。もう北斗くんのパフォーマンスしか見れません。北斗くん特有の唯一無二のスタンス、これからも貫いていって欲しいです。

 

・これからも周りのことを気にしないで、自分のことをたくさんして下さい

  

・これからも自慢の自担でいてください

 

・北斗くんが生きている世界が好きです。

 

・ずっと君らしく生きていてね

 

・そのまま変わらずにいて!ぶれない松村北斗が好きです。

 

・もうすこし自分のために生きてください

 

・魅せてくれる人生を、景色を、これからも楽しみにしています。きっと言われたら照れ隠しか何かでうるせぇなって言われるんだろうけどそれでもあなたのことが大好きです。

 

・ジャニーズにいてくれてありがとう。松村北斗松村北斗という個を貫いてください。

 

・そのまま、ほっくんの思うように突き進んでください。

 

・どうしようもなく人間味がある北斗くんに日々惹かれています。

 

・元気ですか?今誰とどこでなにしてますか?あなたの一挙手一投足が私の憧れです。あなたの美的センスは私の憧れです。あなたのようになるために、まずはあなたの真似をしていることをお許しください。ファッションとか、ワードセンスとか、美術センスとか、私の求めている美しさは常にあなたの中にあります。いつかあなたなしでも自分の中に美しさを見出せるようになりたいです。いつも私にいろんな姿を見せてくれるあなたが大好きです。これからも応援させてください。

 

・いつもありがとう

 

・初めは知的クールな、言うなればダイケンっぽいイメージでした。ブログやインタビューなどを拝見するうちにまるで万華鏡のようにその時々で表情を変える北斗くんから目を離せなくなりました。諦めないで頑張ろうと思えるようになったのも、言葉を意識して使うようになったのも、たくさんの映像作品や文学作品に触れるきっかけをくれたのもお洒落に気を使うきっかけになったのも北斗くんのおかげです。いまはSixTONESというグループが大好きで、いろんなお仕事を一生懸命取り組む等身大の24歳の北斗くんが毎日の心の支えであり、励ましでもあります。アイドルを目指してくれて、続けてくれて、SixTONES松村北斗に就職してくれて本当にありがとうございます。

 

・体に気をつけて。 

 

・生まれてきてくれてありがとう

 

・北斗くーん!わたしも生きてるよー!

 

・寝ても醒めても北斗くんが好きです。オタクはあなたを全力で贔屓するので、好きなようにのびのびと生きてください。

 

・独自の世界観があって自分の感性で生きてる北斗くんは北斗くんのままでいていてね。

 

・世界中の大好きをかきあつめても足りないくらいにはあなたのことが大好きです......

 

・かねてからあなたを全て知りたい分かりたいと思っているのですが、それはたぶん永遠に叶わなさそうですね。ファッション、音楽、本、と誰かにこんなに影響を受けてしまったのは生まれて初めてです。生まれ変わったら北斗くんになりたい。一度あなたのその物差しで世界を見てみたい。尊敬もしているし、大好きでもある人。アイドル・松村北斗をいつまでも追いかけさせてください。

(作者様へ、めちゃくちゃ面白いアンケートでしたありがとうございました…!!!)

(こちらこそありがとうございました^^)

 

・最近メンバーに魅せる心からの笑顔が見れて幸せです。心を許せるグループに出会えて本当に良かったと思います。アイドルとして生きる道を選んでくれてSixTONESというグループで5人と生きていくことを選んでくれてありがとう!これからもっともっと色んな景色が見たいし見せたいです。北斗くん大好きです

 

・元気?ごはん食べてる?おともだちとおしゃべりできてる?あなたの思うように生きてくださいね。あなたのちょっとめんどくさいところもちょっとお口が悪いところもわかった上で松村北斗を愛しているのでそこんところよろしく頼むよ。

 

・この人になりたいと思って悔しくて泣いた人間は北斗松村が初めてです。憧れの存在としてこれからもワタシに背中を見せてください。

 

・あなたの行く道が、たくさんの愛に溢れた尊いものでありますように。大好きです。

 

・人生の半分以上をジャニーズに捧げてきた21歳ですが、ここまでハマったのは初めてです。北斗くん全てが好きです。あったかいご飯食べてふかふかのお布団で寝てください。ずっと幸せでいてね。

 

・生まれてきてくれて、山Pに憧れてくれて、履歴書を3回送ってくれて、努力を重ね続けてくれて、諦めないでくれて、妖艶でいてくれて、(略)、ありがとうございます!!!!!!私はあり余す彼の魅力への感謝を記したいが、この余白はそれを書くには狭すぎる。

 

・10年ぶりに「担当」ができました。良い美術作品や映画に出会うとあなたに伝えたくなります(書いたことはありませんが)いつかお手紙書きますね。それじゃ。

 

・どんな松村北斗も重い愛で受け止めるので自分らしくいてください、大好きです

 

・強く生きてほしいと心より願っております

 

・まずは、こんな素敵な企画をありがとうございました。わたしみたいな面倒なやつがいるので集計大変だと思いますが、結果を楽しみに待っております。

人見知りで面倒くさくて不器用でナルシストなのに自分のことになると何故かネガティヴで余計なことも言っちゃうし愛情の振り幅がお馬鹿だけどでもそんな北斗くんが大好きなどうしようもないオタクです。北斗くんの存在自体は実は幼いながらB.I.Shadow時代にすでに記憶にあったのでもっと早く貴方の魅力に気づいていれば、と少し悔しく思っております。けれど、北斗くんがここまで諦めずにジャニーズを続けてきてくれなかったら北斗くんの良さもSixTONESの素晴らしさも気づかなかったかもしれないと考えると本当に感謝しかないです。苦しい時、笑顔を元気を勇気をくれた北斗くんとSixTONESはかけがえのない存在です。

どうかSixTONESが、北斗くんがきらきら輝く笑顔を咲かせる世界が末長く続きます様に。

長文、失礼いたしました。

 

・好きになったのは最近ですが、生まれる前から知っていたような安らぐ君と不意に出会った感じです。北斗くんのどんな一面も私の理想の彼氏で理想のアイドル像で理想の友達で私に無いものを持っているし、私がめちゃくちゃ共感できるところもあります。陰キャでも私服個性的でも不憫でも何もかもが私のドストライクゾーンで、リア恋枠であり、私の永遠のアイドルでもあり、ペットのわんこでもあり、お兄ちゃんでも弟でもあり、目障りだけど気になるアイツ枠でもあります。まさに好きになるべくして好きになったのだと。さるべき契りこそはおはしましけめ。always with you.北斗くんは迷宮ラブソングです。あのさ、結婚しよう。

 

・団地妻感漂う北斗くんの色気もただひたすらわんこでかわいい面もちょっとめんどくさいところも全部全部大好きです生まれてきてくれてありがとう。アーメン

 

・ありのままの北斗くんがすきです。もっと自分を受け入れて、認めて、愛してあげてください。

 

・日々違う顔を見せてくれる北斗くんは、間違いなくこの世界を輝かせる星のひとつです。いつかどこかでひょんなことからあなたと語り合える日を、そっと待ちわびています。

 

・万華鏡のようにめまぐるしく色々な顔を見せてくれる北斗くんは、とっても人間らしくて、同時に最高のアイドルであり表現者です。これからも、北斗くんが好きな、思うままの松村北斗でいてください。そんな北斗くんを応援しています。

 

・世界一幸せになって下さい

 

 

 

それでは最後に私から北斗くんへ。

 

田中樹に次ぐエゴサ神でTwitterを司る北斗くんは、ワンチャンこの記事を読んでくれてるのでは? と思います。そして抱腹絶倒ののち、まんまと泣かされたんじゃないかな。しめしめ。

北斗担、めちゃくちゃ面白くてヤバくてあったかいでしょ。

みんな北斗くんのこと大好きなんだよ。みんな、北斗くんに幸せでいてほしいと思ってる。

だからどうか、自信を持って生きてください。

北斗担を信じて、甘えて、頼ってください。

あなたは素晴らしい人です。

 

25歳の誕生日、おめでとう!!!

 

 

 

 

田中樹論(私情)〜いちばん強くて弱い人〜

 

 

田中樹くん、25歳の誕生日おめでとうございます!!!

 

25歳……25歳か……なんか全然想像つかないな……

だんだんSixTONESも大人なグループになっていきますねえ。と言っても私はほんの1年半前に出会ったばかりですが(笑)

 

 

と、いうわけで樹の分を更新していきたいと思うのですけれども。

 

先に謝っておきます。

客観的に論じるためのネタが思いつきませんでした。

というか直前に降りてきたジェシー論のほうが奇跡でした。

 

ですので今回は「田中樹に対する個人的な思い入れ」を好き勝手に書こうと思います!(笑)

いやー、一回書いてみたかったんだよなーただのオタクブログ。どうも普段の大学やバイトなんかの習慣で、参考文献を明記して客観的に述べなければいけないみたいな固定観念があって。根拠のない言説は責められてしかるべき、みたいな。でも正直それだけじゃ面白くないですよね(笑)

とはいえ、現実に生きている一人の人間を、会ったことも喋ったこともないいち私が主観的に好き勝手言うのってやっぱり普通に冒瀆だと思うので、ここから下の文章は全部くだらない妄想だと思ってください!

 

 

 

 

 

1. 私は田中樹に依存していた

 

私は松村担ですが、私の中の「SixTONES」の概念は田中樹です。

 

私以外にも多いんじゃないでしょうか。

2019年春〜夏頃から2020年の頭にかけて、田中樹の存在に救われてきたスト担は。

たった6週間に一度の「じゅりぶろ」の更新を頼りに命を繋いだスト担は。

 

私がwebのスクショを撮るタイプのオタクではないのと、ここに断片だけ切り抜いても当時の状況を踏まえなければ真意が伝わらないのと、シンプルに有料コンテンツなので抜き書きはやめますが、とにかくとにかく、私たちはじゅりぶろに救われていました。数枚しかスクショがないので具体的な例を辿ることも私はできないんですが。

2019年5月1日に期待をしすぎてしまったこと、SixTONESの夏の現場が一つもなかったこと、合同デビュー発表、「#スト担余裕なさすぎ」をはじめとする逆風で、私たちの心がすり減ったり苛立ったりしてしまった時、樹はいつも私たちを宥め、時には叱り、そしていつも味方でいてくれました。いやぁ、長い1年だった。私は2019年の1月22日にスト担になったばかりですが、それから2020年の1月22日まで、もう、途方もないくらいに長かった。

 

デビュー週、CDショップを回りながら、樹のことばかり考えていたのを覚えています。

「team SixTONESのため」ではもう気持ちがもたなかった。「ここで頑張れば樹が喜んでくれる」、押しつけがましくてもそうやって自分を鼓舞しないと倒れそうでした。

もう二度とあんなことを繰り返してはいけない。でもあの1週間は、善悪を別にして、「人生で忘れがたい経験」の一つになりました。擬似的な「戦争」の当事者になったのですから。争いは人間の永遠のテーマですから、それを考える上で、あの経験は、ただ歴史を学ぶだけではわからない人間同士の争いというものを肌で感じさせてくれたのではないかなと思います。

 

 

樹にすがる自分を、宗教的だなぁと感じることが多々ありました。

 

私の「宗教」の始まりは、2019年5月2日。CHANGE THE ERA-201ix-大阪城ホールの昼公演、スタトロでメンバーが回ってきた時でした。

ロッコは3:3で分かれており、先に回ってきた自担の北斗は、背中を向けて何事もなく通り過ぎました。私も私でメンバーが近くに来ると冷静になってしまうタイプなので、どうでもいいかぁと思いつつ、規定外うちわを振り回す周りのみなさんを横目に、白いペンライトを適当に振っていました。

その後、樹のトロッコが反対側から近づいてきました。ちょうど曲の変わり目で、樹は「音楽にノッて!」みたいなことをマイクを通して言っていました。私は「みんなファンサに夢中で聞いてないなー」と思いながら、もともとの癖でリズムに合わせてペンライトを大きく振りました。地がeighterなので音に反応しがちなんです。

と、そこへやってきた樹が、私の視界を遮る規定外うちわの群れをかいくぐって、ばっちり私を指差して「そうそう」と言うように頷いたのです。ペンライトは白のままでした。一瞬なんだかよくわからなかった。アホ面下げていたと思います。でもあれは私だったと思わせてください。目の前のうちわですぐに樹は見えなくなりました。正面を通り過ぎて、もう一度うちわの途切れ目から目が合い、また樹は頷きました。

時間にすれば合わせて0.5秒くらいだったと思います。本当に私だったのかどうかもわかりません。でもその0.5秒で、私は確実に救われました。みんなみたいにファンサに必死じゃなくてもいいんだ。音楽を楽しんでいていいんだ。樹が、怪訝な目で見られがちだった北斗のファッションを「北斗の個性じゃん」と肯定したというエピソードを思い出しました。私のペンライトは白でした。

 

正直SixTONESを好きになってからその日まで、メンバーの中で樹に一番興味がなかったと言っても過言ではなく、横浜アリーナ公演にもお邪魔しましたが樹の記憶は「生で見たら一番イケメンだった」くらいしかありませんでした。どんな人なのかもまだよく知らなかったので、その日の出来事は青天の霹靂といった様でした。

以来、約1年弱に渡って、田中樹は私の中で「教祖」の位置を占めることになります。

 

 

その間のことは、読んでくださっているみなさんのうち多くの方と共有できる記憶だと思います。樹はいつも私たちが苦しい時、不安な時、私たちの一番欲しい言葉をくれました。私たちの心を読んでいるのかというくらいに。まあ私たちのツイートは読み漁っているのでしょうけど。

そんな樹とスト担を、外野から「洗脳」と呼ぶ声もありました。否めないと思います。実際私もちょっと怖いなーと思っていました。でも、洗脳されて何が悪いのでしょう。人間が救いにすがるのは当たり前ではありませんか。しかも反社会組織とかでもない、ただの健康的なアイドルなのだから。私は半ば自覚的に、SixTONES右翼に傾いていきました。

 

 

冒頭でも述べた通り、私は普段できるだけ客観的に物事を捉えようとしています。これは良いこれは悪いと決めつけるのではなく、どんなものにも良い面と悪い面があり、もっと言うと善悪の価値判断を抜きにして、それ自体の性質をフラットに見つめる。そういう目で世の中を見るよう努力しています。

しかし一方で、大きな感情の動きに、無条件に身を委ねたいという気持ちもあるのです。全てを冷めた目で見て、全てを言葉で説明する。感動を信じない。そんな無味乾燥の人間にはなりたくはありません。

 

私は初めてSixTONESのライブを目の当たりにした時、直感的に、「一生この人たちについていく」と感じました。理性的にそう考えたのではなく、一切の文脈が断たれて、「一生この人たちについていく」という文章だけが頭に浮かんだのです。

当時はまだJr.がマイブームかなというくらいで、追いかけ続ける気もなく、SixTONESとトラジャどっちにしようかな〜というくらいだったので、もう、全くの想定外でした。そして、つまりある意味とても無責任な誓いでした。

論理をすっ飛ばしたその衝撃を、私は信じたいのです。

 

私はSixTONESを信じるし、SixTONESを信じている6人を信じる。

 

脱線しますが、「SixTONES」って、決定的に「6人」でありながら、6人が制御できない6人の外側にある概念のような気もしませんか? 「team SixTONES」という「場」の名前がそれを表しているのかもしれませんが、例えば、内臓・筋肉・骨といった部位だけでは「私」にはなりませんが(脳に関しては諸説ありますが)、それらで構成されている肉体には、「私」という目に見えない意識、あるいは精神、もっと言うと魂が宿っています。それはどこから来たのか。この意識・精神・魂に近いものが、6人の頭上にある「SixTONES」というものなのではないかと考えるのです。

だから私は、「SixTONESを信じる=メンバーを信じる」ではなく、

「〈メンバーが「SixTONES」を信じている〉ということを信じる=メンバーを信じる」

あるいは「メンバーとファンで一緒に「SixTONES」を信じる=メンバーを信じる」

と考えるほうがしっくりきます。すみません、話がややこしくなりました。

 

 

話を樹に戻します。どこに戻ればいいんだろう。

私が思うに、樹はその「SixTONES」という精神のようなものを、一番言語化してきたのではないかと思います。もちろん「俺たちを信じて」とファンに伝えることによって。「team SixTONES」という樹の名付けも、その証左かもしれません。だから私はいつの間にか、田中樹≒「SixTONES」だと思うようになっていきました。まるで「〈私〉の意識とは脳のことである」とでも言うように、具体的な形を持たない「SixTONES」を、「田中樹」という一人の人間に見ようとしたのです。

樹が脳なら、さしずめ心臓はジェシーでしょうか。

 

ではどうして、樹は「SixTONES」を言語化していたのか。

これは完全に憶測の域を出ませんが、「私たちの一番欲しい言葉」を一番欲しがっていたのは、樹本人だったのではないかと思うのです。

 

同じように思っている方は少なくないのではないでしょうか。

今2019年を振り返ってみて、こんなに脆い樹がよく1年間あんなに強くいられたなと驚いています。追加公演決定という嬉しい知らせを受けて、不安げな顔をする樹が。髙地相手だといたずらっ子の子犬みたいになる樹が。「見栄っ張りビビリ」を自称する樹が。誰かの1番になりたい樹が。

 

心に響く言葉というのは、書き手が本心でそう思っていないとなかなか書けないものです。上っ面ではごまかせません。スト担が欲しがっている言葉をいつも的確にくれた樹は、スト担と同じ苦しみや不安を抱いていたからこそ、その時に何を言ってほしいのかがわかったのではないでしょうか。「傷ついた人だけが他人に優しくできる」の言葉通り。ファンに向けると同時に、自分自身に言い聞かせるように。

誰よりも「6」にこだわり、本当はボケたがりなのにグループのためにMCスキルを身につけ、ANNのWe are SixTONES!!のコーナーでは嬉々として「SixTONESってこうだよな」と話す樹。私たちが樹の言葉で救われてきたように、 樹は「SixTONES」を信じることで自分自身を救ってきたのではないでしょうか。

 

 

じゃあ私が依存してきたものって一体何なのか。

それは、樹がSixTONESに向ける感情そのものだった、と言えるのかもしれません。

「ここでは自由に音楽を楽しんでいいんだよ」

樹が私にそう教えてくれたのは、そこが、「SixTONESのライブだから」こそだったのかもしれないのです。

 

 

 

 

2. 不器用でどうしようもなくて可愛い人

 

樹と慎太郎について、似てるなぁと思う側面と、正反対だなぁと思う側面があります。

気遣い上手でありながら芯があり、諦めるということと主張するということ、両方をわきまえている二人。私は彼らを見ていてこう感じるのです。

慎太郎はもともと「諦める」ことが刷り込まれていて、SixTONESのメンバーやジャスティンとの出会いで「主張」してもいいのだと気づき、生き方が変わった。樹は本当は感情的なほうで「主張」せずにはいられないけれど、成長する上で「諦め」なければいけないことを学んだのだ、と。

 

慎太郎は本題ではないのでみなさんの解釈に委ねるとして、樹について、私が最近一番そう思ったのは某ラップアンチ煽りブログです。まあそれでなくとも、ラップ自体でかなり煽りますし、鬱憤は溜まって……ますよね(笑)

言わなくてもいいことをわざわざ言ってしまう。過去のじゅりぶろも含めて「もうエゴサせんでいいよ……」となるまでオタクの治安に干渉する。頭で書いているように見えて気持ちで書いている。なんかもう近頃は「この子はなんでこんなに不器用なんだ!!守らせてくれ!!!」といった気持ちになります。

 

 

樹の不器用だな〜と思うところを書き連ねますが、悪気はありません。不快に思う方はペンギンのところまでスッと飛ばしてください。

 

まずアドリブが苦手。バラエティで振られた時の対応が不安です。よくそれでメンバーにパッとツッコめるなぁ、即興ラップとかできるなぁと思うんですが、メンバーのことはよく知っているしラップも地道に勉強してますもんね。勉強してよくわかっていること(爆モテも然り)(察しろ)は上手いけど、慣れないことは苦手。公式がないと生きていけないタイプなんでしょう。可愛いけどハラハラするのでバラエティのアドリブにも慣れてください。

正直ANNも最初のほうはハラハラしながら聞いてましたが、最近は板についてきた感じですね。ハガキ職人のノリも掴んでいじられっぱなしじゃなくなったのでよかったです。ANNは相当樹の力になるんじゃないかな。

あとは、髙地いじり(笑)本人がいるところでは髙地がうまく受け止めて(?)くれるからいいけど、本人がいないところでは落ち着いてください(笑)誰も処理できんから……

それからなんだろうな、樹はちょっと優しすぎる。そんなにべったりファンを気遣いまくらなくても大丈夫。ファンはちゃんとついて行きます。って言ってもエゴサするんだろうな(笑)俺リリでは樹の書きたいことを書いてくれてるし、最近は嬉々としてボケまくるシーンもよく目にするので安心してます。

 

🐧<ペンギン!

 

再放送で初めて野ブタを見てるんですけど、樹って桐谷修二みたいだなぁと思うんです。表向き器用で何でもそつなくこなす人気者、そして内心世の中を冷めた目で見ているけれど、本当は情に弱くて他人思い、想定外の事態にとことん不器用。SixTONES野ブタパワーなのか……?(?)

 

それからもう一人似てるなぁと思う人が、他Gに詳しくない方には申し訳ないのですが、Travis Japan 川島如恵留。行き場のない母性をメンバーにぶつける日々を送る、インテリオタクさんです。いや如恵留さんはマジで樹よりもっと自己主張が制御できてない(オイ)んですけど、なんというか彼は天才なので……(?)いやそんなことはどうでもよくて。

樹と如恵留って、自分の役割を得ることで居場所を作るタイプなんじゃないかと思うんです。如恵留さんは「ママ」を自称しすぎ。いや確かに頭がよくて機転が利いてしっかりしてるけど、なんかもうそれを相殺するレベルでしつこい(いい意味)(?)。彼がどんな人か知らない方は、ジャニーズweb内のトラジャの連載「とらまる」の川島如恵留ページ、通称のえまるを見てきてください。読まなくていいです、見てください。

川島さんの第一印象がえらいことになるな。ごめんな如恵留。

如恵留さんを見てると、「メンバーをお世話する役割」を主張することで、自分の存在意義を見出しているように感じるんです。トラジャに詳しい方にはわかっていただけるかなー。

それは樹にも通じるものがあって。可愛い子(例・K本さん)をデロデロに甘やかしてお世話するのはもちろん、MCやラップについても同じことが言えるんじゃないかと思うのです。

 

先述した通り、樹のMCスキルはグループのために後から身につけたものです。ラップは多くのJr.の中から頭角を現すための武器でしたが、もともとはお兄さんがやっているから割り当てられただけで、本人は嫌いだったと言っています。でも、学んでいくうちに夢中になったと。

じゃあ、MCもラップも持たない樹は一体どんな子供だったのか。

私は新規も新規ですから、うまく想像ができません。ただ普通の男の子のように、ボケたがりふざけたがりのいたずらっ子だったんだろうな、と。私が樹のことを掴めるようで掴めないのは、こういった理由もあるのかもしれません。

 

何も持っていないから努力する。誰もやれないから引き受ける。みんなが自己主張してくれるからバランスをとって自分は妥協する。でも譲れないものは譲れない。SixTONESが好きで、SixTONESを信じていて、SixTONESは6人で、そこに自分もいたい。そして、そのSixTONESに関わる人たちは誰一人として、無下にできない。みんなSixTONESを信じているから。みんな自分と同じだから。

 

切ないくらい不器用で、器用だということそのものが不器用で、優しすぎて自己犠牲が癖になっていて、でも感情は殺せなくて、いつも何かにしがみついていて、だけど本当は自信がなくて……なんだろうなぁ、この可愛い人は。

私が心底憧れて、崇拝すらして、心の支えにしていた神様は、デビュー期間が明けて魔法が解けたら、じたばたもがいて生きてるか弱く可愛い一人の人間だったんですね。

 

 

これだけ好き勝手書いておいてなんですが、それで私が言えることはなんにもありません。ただ、これから世界を目指すSixTONES、そのMC担当、今日で25歳、これからもっともっと努力することが増えるんだろうな……と思って、ちょっとばかり胸が痛むだけです。

 

本当に何が書きたいのかわからなくなってしまいました。普段樹についてぐるぐる考えていることをまとまりもなく文章にしてみた感じです。

樹、大丈夫、樹はうちらの1番だからね。え? お前らどうせジェシーが1番なんだろ? そりゃ、あの……6人全員同率1位ですよ……ごめんって、樹担さんに1番もらっておいで。

 

なんで誕生日にこんなしんみりした話してるんでしょうかね!

じゅったんいつもありがとう。頼ってばかりでごめんなさい。でも、あなたのおかげで救われたことが山ほどあるんです。樹は私に必要だし、他でもない樹だから応援しようと思えるんです。松村担が何言ってんだってね! でも本当です。樹は私にとってかけがえのないアイドルです。

 

めちゃくちゃ人間くさい神様、いや神様みたいな人間、ううん、田中樹という一人の人間に、私はどこまでもついて行く所存です。そして地の涯まで味方します。

 

樹、25歳の誕生日おめでとう。