〈SixTONESの身体論1〉森本慎太郎の体格とSixTONESのビジュアル的強さ
慎太郎、23歳の誕生日おめでとう!!!!
本人がめちゃくちゃカウントダウンするので何かやらなきゃな〜と思いつつ、メンバー論の慎太郎回は5月1日の結成日で使ってしまったので、何か他に書くことないかな〜何が書けるかな〜といろいろ考えた結果…
慎太郎の体格をフィーチャーしてみます。
慎太郎みたいな、漢!!! って感じの体格めっちゃ好きなんですよ〜
いや、もちろんただカッコいい! と言うだけの話ではなくて(笑)
SixTONESに慎太郎がいるのって最強じゃん?
っていう話です。
普段の記事に比べると短めです!!
子供時代、きゅるんきゅるんだった慎ちゃん。
今や実のお母様に「昔の慎ちゃんを返して」と言われてしまうほどの立派な体躯の持ち主です。
カッコイ〜!
こんなにガタイのいいジャニーズはかなり珍しいですよね。
長瀬くんはがっしりはしてるけどやっぱり縦に長いし、岡田くんは筋肉質ではあるけど小柄。
ある程度横幅がある印象なのは桐山照史くんくらいでしょうか。
アイドルといえばすらりとした美少年というイメージの中、明らかにガテン系の風をガンガンに吹かせ、異彩を放っているのが、この森本慎太郎という男の肉体です。
そんな慎太郎がSixTONESにいることが、なぜ最強なのか。
端的に言いましょう。
グループが強そうに見えるから
これに限ります。
もちろん慎太郎単体でめちゃくちゃ強そうなのは当然ですが(なんで一番弱そうなきょもちゃんに投げ飛ばされるんだよ…)、さすがにそれではブログにならないので、一歩踏み込んで「森本慎太郎の体格がSixTONES全体のビジュアルにもたらす効果」を詳しく見ていきたいと思います。
SixTONESの良さの一つに、「不揃い感」がありますよね。
特にダンスは全然揃わない!(笑)
各々がカッコいいと思うことを全力でやってて、全然揃わないけど揃ってないからこそド派手で大迫力という、あの感じ。
SixTONESのダンスがなぜ揃ってなくてもカッコよく見えるかって、
そもそも体型が揃ってないからです。
言葉で説明すると難しいので、勝手に主観でSixTONESの体格を図にしてみました。
試しにここから慎太郎を抜いてみます。
なんかちょっと貧相では?
ギラギラゴリゴリなイメージのあるSixTONES、実は京本・髙地・樹という、質の違う3種類の華奢人間を抱えてるんですよね。身長はあるけれど、わりとそこらの爽やかイケメンと変わらない体格。ジェシーはとにかく縦に大きく、北斗はがっしりした肩幅こそありますが、ゴリゴリというよりも優雅な印象。慎太郎がいないと、案外シュッとしちゃうんです。
そこに慎太郎が加わるとこう。
圧倒的安心感…!!!
地に足ついてる感。大地の恵み。
私、SixTONESの不揃い感の強さは、バトルもののパーティーに似ていると思っていて。
圧倒的カリスマのジェシー、
紅一点的存在の京本、
くせ者っぽい北斗や樹、
平凡そうに見えて実は一番強い……みたいな髙地、
そして怪力(概念)の慎太郎。
極端に言えば、慎太郎って例えばこの絵の中ならこの人だし、
この中ならこの人じゃん。
(ワンピースもアベンジャーズも観たことありません)
(ごめんなさい)
(見た目だけの話をしています)
すらりとした美少年を取り揃えれば、どうしても全体が縦長で、単調な印象になってしまいます。
もちろんシンクロダンスなどを売りにするならば、体型はできるだけ揃っているほうが望ましいでしょう。例えば、嵐は5人の背格好が似ているからこそ繊細なダンスが美しく見えます。V6は長身のトニセンと小柄なカミセンに分かれていて、一目でグループの構成が見えやすいのが面白いですね。
様々なグループがある中で、SixTONESは「バラバラのカッコよさ」を売りにしています。
バラバラなのがカッコよく見えるのは、パッと見た全体のビジュアルに、アベンジャーズのような一種「異形」的ド派手さがあるから。
その「異形」感を引き立たせている存在こそ、「横」に強い慎太郎の体格なのです。
もちろん慎太郎だけの力ではありません。
例えば先程慎太郎の体型に似てるかな〜という例で挙げた桐山くんのいるジャニーズWESTは、桐山くん以外はそこまでバラついていない印象。SixTONESとの決定的な違いは、京本のような、明らかに女性的なビジュアルを持つ人がいないところでしょう。WESTは7人とも、やんちゃな少年たちがそのまま大きくなった感じがします。
また、もう本人がコンプレックスに思っているところをあえてグサグサ刺していきますが(ごめんなさい)、海外の血が入ったジェシーの存在は大きいですね。
ちょっとディープな話をしますが、この「異形集団」はサーカス、もっと言うと見世物小屋に由来を求めることができます。
「普通じゃない」。
その「異様」なビジュアルは、見る者に恐れを抱かせます。
「怖い」。
「敵わない」。
「強い」。
「かっこいい」……
SixTONESの「バラバラのカッコよさ」は、そのような「恐れ」を経由して知覚されているのではないかと、私は分析します。
SixTONESのパフォーマンスの大きな特徴の一つが、見る者を「圧倒」すること。
彼らのステージを目の当たりにし、巨大な力が襲ってくるようなあの感覚、あの中に、恐ろしさはありませんか?
「SixTONESらしさ」が最も表れている楽曲の一つと言われるRAM-PAM-PAMは、この恐ろしさ、禍々しさ、おどろおどろしさが顕著だと感じます。
SixTONES - RAM-PAM-PAM (FocusCam @ Marine Messe Fukuoka "TrackONE -IMPACT-")
SixTONESのカッコよさは、「怖い」んです。
だんだん慎太郎の話ではなくなってきましたが、続けます。
大学の美学の授業で、美しさには「美」と「崇高」の2種類があると習いました。
ほんの聞き齧り程度なので正確ではないですが、だいたい、「美」は統制されていて可愛らしいもの、「崇高」は人知の及ばぬ雄大なものと言えます。
先程言及したシンクロダンス、あるいは従来の「可愛い」「美少年の」アイドルグループは、その可愛らしい「美」を追求する存在なのだと考えられます。歴史に例を求めれば、それはバレエの身体です。
統制されていて、重力が感じられず、上方へ浮遊する身体。
バレエは宮廷舞踊ですので、土臭さも獣臭さも全部排除された、潔癖な美と言えるでしょう。
(大学で身体論を齧っているのでかぶれて身体身体言ってますが、あんまり気にしないでください)
それとは正反対に、見世物小屋の身体は土も獣もなんでもござれのアンダーグラウンドです。
「美」か「崇高」かでいえば「崇高」でしょう。「普通」の人間は、彼らに敵わない。
バレエが上方へ向かうなら、アンダーグラウンドはもちろん下方へ。
土臭く獣臭く、どっしりと大地に腰を落とします。
まさに、この緑の台形。
地に足ついてる感。大地の恵み!!!!
それだよ!!!!
その圧倒的低さだ!!!!!!
君は大地だ!!!!!!
ただでさえデカいSixTONESを、どっしりと重量感のある、重心の低いビジュアルにしているのは、他でもない森本慎太郎なのです。
さっき獣臭いと言いましたが、獣といえばJungleですね。
SixTONES「Jungle」(「ジャニーズJr.祭り 2018」単独LIVE in 横浜アリーナ)
つまりこれは、SixTONESの身体性がよ〜く活かされた楽曲と言えます。
Jungleの動物がメンバーを指し示すものとして定着しているのも、こういった彼らのイメージに合っているからではないでしょうか。
Jungleの中でも、「普通」っぽい髙地が「可愛い」(でも本当は痛い)ハリネズミだったり、最も「美」的な身体に近い京本さんが、空を飛び大地に足をつけないコウモリだったりするのは大変興味深いですね。
慎太郎、熊。デカい。足腰。力。
もう言うことないです。
そんな「怖い」=「カッコいい」SixTONESですが、私個人の感覚として、上下3:3や4:2などに分かれるよりは、6人が横一列に並んだ時に、一番カッコよく強そうに見えると思うのです。
本日3回目の登場、この図の黄金バランス。
怖〜い!!!!
こりゃ全員でジャニーさんのとこ行ったらダメだよ! 怖がられるに決まってる!(笑)
というわけで、慎太郎の体格を通じて、SixTONESのカッコよさ・強さとは何なのかを少し解剖してみました。
SixTONESの身体性についてはまだまだ語りたいことがたっっっくさんあるので、今回の話はそのイントロダクションだと思っておいてください! SixTONESの身体論、続きます。
あっ、誕生日祝いをシリーズものの導入にしてごめんなたろぴ💦
本当はたろぴのギャグのセンス(大好き)とか語りたいんだけど、いかんせん知識が乏しくてだな……
たろぴのジングル、毎回田中樹にクソミソに言われてっけど私は大好きだぞ。
誕生日おめでとう!!!!