SixTONES『NAVIGATOR』考察 第3弾 〜Full ver.

 

 

 

SixTONES 2ndシングル『NAVIGATOR』

ついに!!!!

発売!!!!

おめでとうございます!!!!!!!!

 

 

というわけでですね、ようやくフルバージョンが公開されたので考察を完結させていきたいなと思うんですけれども。

 

過去の回はこちら↓

mtmrleon.hatenablog.com

mtmrleon.hatenablog.com

 

 

とりあえずフル歌詞を読み込んだ後に、ざっとMVをやります。すみません11000字超えです。どうぞNAVIGATORをエンリピしながらでも気長にお付き合いください。

 

あ、もちろん初回盤収録のフルMVとメイキングのネタバレ祭りなので未見の方は早く見てください!!!

なくなったらなくなるやつなので、まだお手に取っていない方はお早めに!

 

 

 

〈歌詞考察〉

第1弾と第2弾で読み込んだものを踏まえて整理していきます。

 

考察の手がかりとしては、第2弾でも言及したように、日経エンタテイメントのゆごほくの発言ですね。

歌詞を読むと、光の差すほうを目指すんじゃなく逆にその光を疑って背を向けるような考え方が見えますけど、それってまさにSixTONESっぽい。

松村北斗

『NAVIGATOR』の歌詞は、アニメの内容を描きつつもSixTONESの雰囲気に近いワードを意識して入れてくれたんだ、というのをめっちゃ感じる。いいですよね、光のほうじゃなくて闇へどんどんナビゲートしますからね(笑)

(髙地優吾)

 

真偽のほどは定かではありませんが、とりあえずこの二人の読みでは、NAVIGATORという楽曲は「光ではなく闇のほうへ向かう」内容だそうです。

 

1番

では、まず第1弾と第2弾の考察をまとめながら1番の歌詞を見ていきます。

"...PITCHED UP"

「…到着した」

初っ端から最大の難問です。これは誰の言葉なのか。どこに誰が到着したのか。教えてジェシーちゃん。

とりあえず一旦保留にしておきます。

 

Where do you long to be? 

Wanna go now? Wanna be free? 

Ways to go are limited. 

お前はどこにいたがっているのか?

今どこへ行きたいのか? 自由になりたいのか?

行く道は限られている。 

引用符なしの歌詞なので、他者の問いかけなのか主人公の内なる言葉なのかはわかりませんが、自分が今どうしたいのかわからず、また行く道が閉ざされているとも感じ悶々としています。

 

日常的統計 導き出す Ways down 

常識的なデータは、この先下り坂だと導き出している。

「常識的なデータ」のイメージは、一曲を通して「NAVIGATOR」そのもののイメージとして浮き彫りになっていきます。

 

Where's the 現在地?

渋滞の真っ赤な灯りが Clicks & clicks

Turns round & round

現在地はどこだ?

渋滞の真っ赤なテールランプがチカチカして、

グルグル回る。

この「渋滞」は、歌詞でもMVでも重要なモチーフです。どこかへ行きたいともがくのに、どこへも行けない閉塞感の象徴として描かれます。

 

ここで私は気づいた。

渋滞って「光の渋滞」なんじゃん???

 

第1弾はお恥ずかしながら真逆の解釈をしていました。それこそ「常識的なデータ」に囚われていた。だって、閉塞感といえば闇だもん。 

渋滞とは、「光がありすぎてどこへ行ったらいいかわからない・どこへも行けない」状態なのではないでしょうか。そして、この「光」こそ疑うべき「NAVIGATOR」なのではないでしょうか。

 

Radars, 行く手を問えば

"時期尚早だ" "No wayだ"

"Hey, come back, back, back!"

電波探知機に行く手を問えば、

「まだ早い」「道はない」

「おい、戻っておいで、ほらほら!」

この探知機も「NAVIGATOR」の表象の一つです。

 

Chasers, 行く背を追えば

疲れた迷い子のシンパシー

先を行く追跡者たちの背を追えば、

疲れて迷った者たちに飲み込まれてしまう。

目的地を探して先を行っている人たちは、すっかり迷って疲弊しています。このままその背を追ってばかりでは、同じように疲れ果てて徒労に終わるだけです。

 

Hey, you!

Way of the light is laying in the dark.

なあ、お前!

光の道は闇の中にある。

Way of the light is laying in the dark.

この一文の解釈がまた厄っっっっ介なんですよ!!

最後にもう一回出てくるので、2番の歌詞を見てからにします。

 

夜を駆けるか 夜明けに賭けるか

このフレーズも、この楽曲を読み解く上での大きなキーの一つですよね。

この歌はどっちを選ばせるつもりなんだろう。

あなたは夜を駆ける派? それとも夜明けに賭ける派?

 

Drive in the dark, go way to the light.

闇の中を走れ、光への道を進め。

こちらも同様に大サビに回します。

 

疑えるか 見慣れた NAVIGATOR

まあこれは単純なこと。「常識的なデータ」をもとに「どこにも行けないよ、戻っといで」なんて決めつけるNAVIGATORを疑うことができるのか。この楽曲のテーマです。

 

NO LIMIT 無限大

可能性をゼロの先へ 

第1弾では単純にパーセンテージで解釈し、0%の可能性をぶち破れるか? と。

第2弾では、二進法の0=OFF(闇)と解釈し、闇の先に可能性を見出せるか? と読みました。

公式さんは16進法を使ってましたね(笑)

まあそれはいいとして、正直どんな読み方でもいいと思います! フィーリング!

 

NO LIMIT 無限大 

未踏を進め

Doubt navigator.

限界は無い。NAVIGATORを疑って前人未踏のフィールドを進め! 非常にテーマのわかりやすいフレーズです。

 

ここからがリリースと同時に公開された部分ですね。

(NAVIGATOR…)

これは慎太郎のパートです。

ただの飾り的な呟きか、あるいはここで慎太郎がNAVIGATORの名を呼ぶ意味があるのか。深読みは如何様にも可能ですね……

 

2番

初公開部分をがっつりと扱っていきます。と言っても1番とそう内容は変わらないようなので、1番の解釈の手助けみたいになるかな。

Where do I make a trip?

The world is limited.

どこへ向かって旅をするか?

世界は限られている。

make a tripとtake a tripの違いは? | 『英語職人』時吉秀弥の英文法 最終回答!

↑こちらの記事によると、「make」はより「旅の全体像を把握して計画する」意味合いが強いそうです。なんとも先例ありきの冷静なNAVIGATORっぽいですね!

 

前時代の統計 弾き出す Dead end

古い時代の統計がデッドエンドを算出する。

死ぬんか!!(笑)

 

Is there 終着点?

No 燃料 小さな灯りが Clicks & clicks

Turns round & round

終着点はどこ?

燃料が無い。小さな灯り(ガソリンランプ)がチカチカして、グルグル回っている。

無免許なんですけどガソリンランプってチカチカするんですか? まあこれは語呂とイメージありきでしょうけど。

 

(Back back back…)

スーパー髙地タイム!!!!

ここで髙地は「NAVIGATOR」の声を担当していますね。1番の〈"Hey, come back, back, back!"〉とほぼ同義か、引用符がついていないので実際に車をバックしてしまっているという解釈もできます。ガソリン無いし。

パート割にそこまで意味はないと思いますが、余計な深読みをして楽しむなら、髙地はNAVIGATOR側の存在あるいはNAVIGATORに惑わされている……なんて。

 

Guidance, 標を請えば

"道なり" "Never 想定外"

"You may crash, crash, crash!"

ガイドに道案内をお願いしたら、

「そのまま道なりです」「決して想定外はありません」

「あなたは衝突するでしょう、ガラガラドッシャン!」

最悪じゃん

事故る結末しかご用意されてないの地獄か???

何言ってくれてんだよガイダンス……

 

Leaders, その背を請えば

途切れぬ車列へのアイロニー

指導者たちの背中を見せてくれるよう頼んだら、

途切れぬ車列(渋滞)に対して皮肉を言うだけ。

リーダーが皮肉を言っているのか、リーダーたちの振る舞いが皮肉にしか見えないほど無力なのかわかりませんが、まあリーダーに頼っても無駄だと。

 

Hey, you!

Horn in the dark is warning to the park.

なあ、お前!

闇の中の警笛は、駐車場に車を入れるよう警告している。

きましたよ。

なんかもうここ、恥ずかしいくらいに調べた。

だって急な「park」。渋滞の話だったし駐車場で合ってますよね? 急に公園とか出てきませんよね???

warn ofだったらparkの危険を知らせる意味だけど、toだから駐車しろ! さもなくば危ないぞ! って言ってるもんなぁ……

闇の中の警笛って何だよ?? 敵なの?? 味方なの??

止まれって言ってるから敵? でも、光の渋滞の中じゃなく闇の中ってことは……わからん!!!!

 

闇行かねば 道は拓けぬか

これは……

「闇を行かなければ道は拓けないから、闇を行こう」なのか。

はたまた、

「道を拓くには闇を行くしかないのか……他に方法はないものか……」なのか。

 

1番のこの箇所は、夜を駆けるか夜明けに賭けるか。

大抵主張は後ろに来るので、字面だけパッと読めば夜明けに賭けるのが正しいように見えるんですよね。でも、夜を駆ける選択肢を否定してしまうと、闇の中へ進めなくなる。

「闇行かねば道は拓けぬか」という言いぶりも、なぁんだか「闇を行かなければ道を拓くことは不可能なのか……ううむ……」という、闇へ行くことに対してマイナスな響きを感じます。

 

ここでちょっと深読みに過ぎるかもしれませんが、私が思い出したのは、北斗が何度も言う「物語性」。

断定はできませんが、「闇行かねば道は拓けぬか」の時点で主人公はまだ、闇へ向かうことに躊躇しているのではないか? という仮説を立ててみます。

実際、MVには一度も完全な闇の場面が登場しません。必ずどこかに光がちらついています。だったら、曲のほとんどを通して迷っていても不自然ではないのでは……? と思うのです。

 

Aim for the black, byway to the light.

暗黒へ狙いを定めろ、それが光への近道だ。

やっぱりさぁ〜〜〜どう考えても光が2種類登場するんですよ!!!

「渋滞」のチカチカする「光」と、闇の中突き進んだらto the light的な最終目的地っぽい「光」があるんですよ。ねえ。そう思うでしょ?

しかもその分類は明確になされない。おい。

もう後でまとめて考えます……英文コワ……

 

抜け出せ Route 道なき Navigation

NAVIGATORが示すルートすなわち渋滞の道を抜け出して、道なき……

ナビゲーション!?!?!?

これは絶対NAVIGATORのナビゲーションではないわよね!? あれか!? 自分自身で自分をナビゲートするってやつか!?

これが明るい未来へのNAVIGATOR!?!?!?

 

「道なき(道無き)」という言葉はラップ終わりの京本のパートにも出てきますね。つまりここで新概念が登場したのか?

1番では「見慣れたNAVIGATORを疑えるか?」という問いかけにとどまっていましたが、2番で「ルートを抜け出せ。道なきを行く新たなナビゲーションだ」と、具体的な方向性を示しています。

さっき「道を拓くには闇を行くしかないのか……」とためらっていた主人公が、「よし、道なき闇を行くぞ」と肚を決めた感じです。

 

NO LIMIT 無限大

可能性をゼロの先へ 

NO LIMIT 無限大 

未踏を進め

Doubt navigator.

ここは一緒。ここのフレーズはとっても前向きで果敢ですね〜。

 

ラップ

ラップは第1弾でじっくりやったので、さらっと確認する程度にします。歌詞カードでは〈"...PITCHED UP"〉とラップ詞のみ斜字体になっているのですが、ラップとPITCHED UPには何か関係があるのでしょうか? まあImitation Rainのラップも細い斜字だったのであんまり気にすることないのかもしれませんが。

No hope!

希望は無い!

とりあえず後ろ向きから始まります。

 

抵抗なき敗走、自主最高速度制限

透明な規制線に守られたる数多の後悔

抵抗することなく負けを認めて逃げてしまっている、自分で自分に速度制限をかけてしまっている。

見えない規制線で守られて、その外へ行かせてもらえなかったことで、数え切れないほど後悔してきた。

 

退きな、間抜けに黙ってればこのまま抜け出せない

当ても無く ただ吹かす この Round & Round

退きな、間抜けに黙っているままではこの渋滞から抜け出せない。

行く当てもなくただグルグルするだけ。

渋滞の中で悶々としていましたが、「退きな」と、ここから抜け出す決心をつけています。

 

"The ray is chasing for one truth"

"The way is waiting for lighting..."

「光線は唯一の真実を探している」

「道は光るのを待っている」

光さぁ、、、お前さぁ、、、、

 

これも後でまとめて検討します。 

 

How go out? 瞬間よぎる Retire

臆病風 Like a papers?

否、踏み込めなきゃ Just go around

どうすればここから出られるのか? 一瞬、退却という選択肢が頭をよぎる。

紙切れのように臆病風に吹かれるのか?

いや、一歩踏み込まなくてはただ周りをぐるぐる歩くだけ。

 

Yo guys! Yes "Go".  No "Back alright".

ノーブレーキ 当然 Break it.

さぁ、そこ退け Tired

なあお前ら! 『行け』を選べ。『よし、戻れ』には従うな。

ブレーキなんか使うな。当然、そいつはぶっ壊せ。

さぁ、疲れたやつらはそこを退け。

ルートを飛び出して突き進むやる気が満ちてきましたねえ。

 

"The ray of hope will be flaming" 

「希望の光線は燃え上がっているだろう」

あっ!

じゅったん!!!

No hopeじゃなくなったよ!!!

 

"道無きを誘う"

あなたが新しいNAVIGATORなの!?!?

 

渋滞は道があるからこそ起こるもの。道の無い場所に渋滞はありません。

その「道無き」へと誘っているということは、やはり光の渋滞を飛び出して闇へ進めという、この楽曲内での「真実」の声だと解釈できます。これまでのNAVIGATORとは全く異なる導きです。

 

"...PITCHED UP"

「…到着した」

だからどこに!?!?

 

大サビ

1番サビの繰り返しですが、2番の内容を踏まえて改めて読んでみます。

Hey, you!

Way of the light is laying in the dark.

なあ、お前!

光の道は闇の中にある。

2番でここと対応するのは、〈Horn in the dark is warning to the park.〉「闇の中の警笛は、駐車場に車を入れるよう警告している。」でしたね。

闇って一体……

 

あっ、待てよ?

まさか「駐車場に入れろ」って、

一旦渋滞から離脱しろってこと???

(書きながら考えてます)

だったらやっぱり闇の警笛は信用できるのか!

 

〈Way of the light〉の「light」はどっちの光なんですかね〜??

「お前の進んでる光の渋滞の道の周りには、無限の可能性を秘めた闇があるんだぞ」という意味なのか、

「真実の光へと至る道は闇の中を突き進んだ先にある」なのか。

ofがどういうofなのかいまいちはっきりしない。

 

夜を駆けるか 夜明けに賭けるか

やっぱり夜=闇だよなぁ……

ていうか今さらだけど、テールランプがチカチカするってことは、渋滞してるのは夜に限定できますよね。

渋滞を飛び出して真っ暗闇を進むか、このまま来るかもわからない夜明けまで待って車列が動くことに賭けるのか。やっぱり夜を駆ける派が優勢?

 

Drive in the dark, go way to the light.

闇の中を走れ、光への道を進め。

ofじゃなくてtoになったので、真実のほうの光を指してるのはほぼ確ですね。これはもうだって闇走ってるもん。

 

疑えるか 見慣れた NAVIGATOR

疑うぜ。

 

NO LIMIT 無限大

可能性をゼロの先へ 

NO LIMIT 無限大 

未踏を進め

Doubt navigator.

 

未踏を進め

Doubt navigator.

可能性をゼロの先へ

行くぜ。

 

"Unlimited...Get no scared...Unlimited..."

限界は無い…恐れるものは無い…限界は無い…

 

英文

じゃあちょっと後回しにしてた英文をまとめてみますけど。

・Way of the light is laying in the dark.

・Drive in the dark, go way to the light.

・Horn in the dark is warning to the park.

・Aim for the black, byway to the light.

・"The ray is chasing for one truth"

・"The way is waiting for lighting..."

・"The ray of hope will be flaming" 

"...PITCHED UP"

 

・光の道は闇の中にある。

・闇の中を走れ、光への道を進め。

・闇の中の警笛は、駐車場に車を入れるよう警告している。

・暗黒へ狙いを定めろ、それが光への近道だ。

・「光線は唯一の真実を探している」

・「道は光るのを待っている」

・「希望の光線は燃え上がっているだろう」

・「…到着した」

 

渋滞の光はいまいましく主人公を悩ませる存在ですが、どうやら英文に現れる「light」や「ray」は闇の先にある真実の光のようです。

 

そういえば、ここに挙げた英文以外での光の表現って「灯り」という日本語のみで、明確に渋滞の意味で「light」が使われている箇所は無いんですよね。

「光」は「光」でも、どうやら「灯り=渋滞」と「light=真実」は棲み分けがされているようです。

 

今いるいまいましい「灯り」の渋滞から飛び出して、闇の中を走れ。その先にお前の求める「light」がある。

 

一応、私なりのNAVIGATOR解釈は、そう結論づけたいと思います。

 

で、〈"...PITCHED UP"〉ですけど……

やっぱり私には、

ジェシーちゃんが一人で闇の先の未来へと先回りして、「闇を駆けた俺たちは目的地に着いた。俺たちが正しかったよ」と言っているようにしか聞こえない……

 

これはメンバーに情の入りすぎたスト担の妄言です。

 

 

 

〈MV考察〉

歌詞が長くなりすぎたので、MVについてはざっくりと!!

冒頭CGパート

まず冒頭部分ですが、メイキング映像で監督さん(かな?)が樹・慎太郎・ジェシーに「ビルの上に集結する」と説明しています。メンバーが集まってくるイメージなのね。それでほくちゃんはひらりと舞い降りたわけか……

 

で、ここのショットはほぼ自由演技です。メイキング映像で各々さまざまな動きをしていることからわかります。

がしかし!

田中樹だけは、メイキング映像でもビルの下を見下ろす演技しかしていません。

使われたショットは立っていてメイキングでは座っていましたが、どちらも下を見下ろしています。

これはほぼ確実に指示を受けているでしょう。

第1弾で言及しましたが、このCGのビルの下には、CGの道路でCGの渋滞が起こっています。樹は確実にそれを見下ろしているわけです。歌詞と照らし合わせれば、渋滞に巻き込まれてこそいませんが、渋滞というものについて樹が思い悩んでいることは明らかです。

 

非CGパート

続いて、照明を用いた非CGパート。

歌唱パートの青い光とラップパートのピンクの光の2種類があります。

めまぐるしく様相を変え6人を翻弄するかのような光たち、これは「光の渋滞」を思わせますね。非CGパートは主人公が渋滞の中で思い悩んでいる胸の内を表しているのではないでしょうか。

第1弾の解釈とは全然別方向に行ってますが、これが成長だと思ってください。(笑)

 

それから、個人ショットの「光の壁」。

このシーンの解釈を手助けしてくれる男こそそう、

松村北斗です。

松村北斗のソロアングルです。見てない人、覚えてない人、今すぐ見ろ。

 

何を隠そう松村北斗、NAVIGATORソロアングルの中で唯一「NAVIGATORという楽曲のストーリーを解釈し、それを演じている」のです。メンバー内で唯一、楽曲を音楽としてではなく物語として消化しているのです。

ソロアングル分析についてはまた記事を改めてがっつり書くつもりなのでお楽しみに。

 

北斗がジャニーズweb内ブログ「北斗學園」にて「光の壁」について書いていたことをおさらいしましょう。有料コンテンツですが、公開期間が過ぎているため原文そのままの引用をお許しください。

この数秒以外にも何度も出てくる

白と黒のセット

曲の世界観とか歌詞を踏まえると

光と闇のセットってことかな❓

あのシチュエーションも完全に自由でさ

いろんな事してみたんだけど

個人的にはなんか意味ありげな場所で

白は壁で黒はただ何もないだけなんだよ

あの奥は随分奥まで続いてるだけの空間で奥に広がってるのね

白の壁は押してみると意外と脆くて簡単に倒れてしまいそうなんだよ

だからもたれたり頼りすぎるとダメにしちゃうのね

なんでそれがしっくりきてしまうのかはそこに流れてる曲がNAVIGATORだからだと思う

 

北斗本人がどの程度歌詞を考察しているかはわかりませんが、結論から言うとこの光の壁は、「光(灯り)の渋滞でどこへも行けない閉塞感」 の象徴ではないかなと思います。

ソロアングルにて、北斗はイントロからラップ終わりまで、一貫して何か葛藤しているような演技をします。頭を抱えたり首を振ったり、空間を見回したり。まあ彼の得意分野。

そして頻繁に壁に触れ、なぞり、体をもたせかけ、時には拳で叩きさえするのです。まるで、「ここから出してくれ」とでも言うように。北斗は、光の壁に感情をぶつけることで、ただのセットに命を吹き込み、自分を理不尽に閉じ込める相手へと変貌させたのです。この表現力にはさすが、目をみはるものがあります。

加えて、大サビに突入すると一転、不敵な笑みを浮かべて挑発するような荒々しい演技をします。明らかに葛藤から抜け出し、「闇を進むぞ」という気概に満ちています。まさにダークヒーロー。

 

なぜ「白の壁」は「もたれたり頼りすぎるとダメにしちゃう」のか。

それは、「白の壁」が渋滞の灯り、すなわち、頼りすぎると間違ったほうへ導いていくNAVIGATORそのものだからではないでしょうか。

 

2番からは真っ白な背景にシルエットの6人というショットが登場します。

これは、光の渋滞の中で闇を進むことを決めた6人を象徴しているのではないでしょうか。

 

くぅ〜っ、ダークヒーロー!

 

大サビCGパート

最後、大サビ直前でジェシーが落ち、樹が飛びます。そして大サビはビルの壁面で踊る6人。最後はビルが、街が、粉々に砕け散ります。

重力=常識を覆し、NAVIGATORが作り上げた虚構の世界の正体を暴いたという解釈は初見から変わりません。

では、J2が落ちたことにはどういう意味があるのか。

 

「夜を駆けるか 夜明けに賭けるか」

これは、NAVIGATORという楽曲における大きな問いかけの一つです。

まだフルの歌詞を知らないうちは「夜を駆ける派と夜明けに賭ける派がいるのかな〜」なんて気楽に思ってました(もはやこのブログの前半参照)。

 

しかし違った!!!

 

光渦巻く闇の中を走り出す慎太郎、北斗、髙地。それに呼応するように助走を始める樹。

今、私には、この走り出す3人が、樹の内なる衝動を表現しているように見えるのです。

非CGパートは「主人公が渋滞の中で思い悩んでいる胸の内」を表していましたね。つまり、非CGパートで起こることは全て、CGパートの人物の精神のあり様なのです。冒頭では葛藤していた樹の胸の中で、ついに衝動が駆け出し、樹の体もそれに従って走り始めるのです。

そう、SixTONESの選択はやはり「夜を駆ける」だったのです。 

 

一方ジェシーは、まるで全てを悟りきっているかのように背中から落ちていきます。

そして、光の中で闇に染まった京本による「Hey you!」。

やはりこの二人はそれぞれどこか人間離れした、特別な存在として扱われているように感じます。

 

まずジェシー。「駆けずして樹と同じことをする」。まるで樹の行いを「それで正しいよ」と保証しているようです。〈"...PITCHED UP"〉ですね!(?)

こりゃスト担バイアス妄想マシマシ。

 

そして京本は、「道無きを誘う」そして「Hey you!」と問いかけるくらいですから、道無き闇へ誘う新たなNAVIGATOR的な存在を果たしているように見えます。

ねえ、だって「明るい未来へのNAVIGATOR」的なことを最初に言ったの、京本じゃなかったっけ?

あれ私めちゃくちゃ気になってたんですよね……ゆごほくの解釈だと「光(灯り)に背いて闇にナビゲートする」楽曲じゃないですか。なんで明るい未来やねんと。

ところが京本のパートを重点的に見ていくと、さらにその先を見据えた「真実の光(light)へと誘う新たなNAVIGATOR」が現れるではないですか。当たり前のようですが、パートによって楽曲の見え方が少しずつ変わるんですよね。

ソロアングルの京本さんはほぼ一貫してクールに振る舞います。全然葛藤してない。まるでこの人も未来が見えているみたい。

 

はい、これも妄想マシマシです。個々人の役割とかたぶん考えられてないんで勝手に作りました(笑)

 

そんな感じで、夜を駆けたSixTONESがN.Cityをぶっ壊して終わります。

神戸財閥様、いつもありがとうございます。

 

 

アニメとリンクする部分とかも出てくるかもしれないので今後に期待ですね! とりあえず私の楽曲考察はここまで! ありがとうございました!!

 

 

〈おまけ〉

振付は今回もサンチェさんでしたね。

サンチェさんがどんな方で、SixTONES以外の楽曲ではどういう振りをつけていらっしゃるのか全く存じ上げないのですけれども、おそらく踊るジャニーさん(厳しさ100%)みたいな感じなんじゃないかなと思っています。見た目ではありません、ものづくりの話です。

何が言いたいかというと、 NAVIGATORの「翔んで埼玉」と言われたラストの決めポーズ、あるいはNAVIGATORポーズなど、カッコいい中にいい意味でダサい、キャッチー(またの名をトンチキ)な要素が入っているのがジャニーズ・サンチェ・スタイルなのではないかなということです。SixTONESはあくまで「ジャニーズ」にこだわっていますからね。

 

それからそうそう、NAVIGATORポーズについて。ポーズのばらつきには特に意味がないって樹が言ってましたけど、さすがに親指を出していない京本は何なの!? となりましたよね。少なくとも私はなりました。

あのNAVIGATORポーズについて、めざましテレビで樹が「人さし指を曲げます」と説明していました。

あれ、もしかして

「人さし指を曲げろ」としか言われていないんじゃないのか?

こっちのほうがやりやすいからって5人が勝手に親指も曲げただけで、正しいNAVIGATORポーズは実は京本のやつなんじゃないか?

 

はい、怪談でした。SixTONESっていろんな意味ですごいね。

 

 

 

何はともあれNAVIGATOR超カッコいいよな!!!

畜生ソーダ飲みてえ!!!

解散!!!!